機材の連携 › 順番に進める外部機材連携コース — レッスン 7 / 7
FL Studioを親にしてDigitaktをUSBで録音する
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ねらい
DigitaktをUSBケーブル1本でパソコンにつなぎ、FL Studioを親にしてテンポと再生・停止をそろえる。そのうえで、Digitaktの音をUSB経由でFL Studioへ録音する。ここだけはDigitaktではなく、FL Studioがテンポの親になる。曲の長さとアレンジをFL Studioの小節線で決めるため。
できあがり
パソコン(FL Studio) ──USB── Digitakt
FL Studio → Digitakt : MIDIクロックと再生・停止
Digitakt → FL Studio : メイン出力の音(USBオーディオ)
始める前
- DigitaktとパソコンをUSBケーブルでつなぐ。
- 外部の音を録音するには、FL StudioのProducer Edition以上が必要。
- Macでは、FL Studioにマイク(音声入力)の使用を許可しておく。
手順
1. DigitaktのUSBを、音とMIDIの両方に使う
[SETTINGS]を押し、SYSTEM→USB CONFIGを開く。USB AUDIO/MIDIを選び、[YES]で確定する。[NO]でSETTINGSの一覧へ戻り、MIDI CONFIG→PORT CONFIGを開く。[UP]/[DOWN]でINPUT FROMを選び、[LEFT]/[RIGHT]でMIDI+USBにする。
USB AUDIO/MIDIにすると、Overbridgeは使えなくなる。3つのモードのうち1つしか選べない。
2. Digitaktをクロックの受け手にする
[NO]でMIDI CONFIGへ戻り、SYNCを開く。CLOCK RECEIVEとTRANSPORT RECEIVEにチェックが入っていることを確認する。CLOCK SENDとTRANSPORT SENDは、[YES]を押してチェックを外す。[NO]を何度か押してメニューを閉じる。
ステップ1〜4ではDigitaktがクロックを送っていた。FL Studioとつなぐときは向きを逆にする。
3. FL StudioからMIDIクロックを送る
[FL Studio: Options > MIDI settings]を開く(F10キーでも開く)。- MIDI Outputの一覧でDigitaktを選び、
[FL Studio: Send master sync]にチェックを入れる。 [FL Studio: Synchronization type]をMIDI clockにする。[FL Studio: Options > Enable MIDI master sync]がオンになっていることを確認する。- FL Studioで再生する。Digitaktも再生を始め、FL Studioのテンポで鳴ることを確認する。
- FL Studioで停止し、Digitaktも止まることを確認する。
4. Digitaktの音をFL Studioへ録音する
[FL Studio: Options > Audio settings]で、オーディオの入力にDigitaktを選ぶ。- FL StudioのMixerで空いているInsertを選び、
[FL Studio: Input]のメニューからDigitaktの入力を選ぶ。入力を選ぶと、そのInsertは録音待機になる。 [FL Studio: Mixer > Disk Recording > Latency compensation]をオンにする。[FL Studio: Record]のボタンを右クリックし、Audioにチェックを入れる。[FL Studio: Record]を押してから再生する。Digitaktのパターンが鳴り、FL StudioのPlaylistに音声のクリップができることを確認する。
Latency compensationは、パソコン側の遅れのぶんだけ録音の頭を詰める。オフのままだと、録った音が少し後ろへずれる。
使いどころ
- Digitaktで作ったパターンを、FL Studioで曲の長さへ広げる。
- ライブで動かしたミュートやControl Allを、そのまま音声として残す。
- このコースで録った外部機材のサンプルも含めて、Digitaktのパターンを丸ごと1本の音声にする。
注意点・失敗例
- Digitaktが2回鳴る、テンポが揺れるときは、DigitaktとFL Studioの両方がクロックを送っていないかを確認する。親は1台だけにする。
- USBで音を送っている間、Digitakt本体のMAIN OUTやヘッドホンから音が出なくなることがある。
[SETTINGS]→AUDIO ROUTINGのINT TO MAINがAUTOだと、USBオーディオのストリーミング中は本体の出力へ送らないため。本体からも聴きたいときはONにする(マニュアル OS 1.54 p.73)。 - FL Studioの録音先は、Master以外の空いたInsertにする。Masterで録ると、FL Studio内のほかの音まで混ざる。
- FL Studioの
Synchronization typeの選択肢と、Audio settingsでの入力の選び方は、FL Studioの版とOSで表示が違うことがある。
次に試すこと
- FL Studioを親にしてDigitaktを同期・録音するで、オーディオインターフェース経由で録る方法と比べる。
- FL Studioで音作りしてDigitaktのサンプルにするで、逆向き(FL StudioからDigitaktへ)を試す。
関連
- FL Studio
- 他の機材と連携する
- 手持ちの機材
公式マニュアル
- FL Studio: MIDI settings
- FL Studio: Recording audio
- Digitakt User Manual OS 1.54:MIDI CONFIG(OS 1.54 マニュアル p. 69–70)、USB CONFIG(p. 74)