機材の連携 › 順番に進める外部機材連携コース — レッスン 6 / 7
T-8のリズムとベースをMIDIトラック2本で鳴らす
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行き先の無くなったメモ
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ねらい
T-8はリズムとベースを別のMIDIチャンネルで受ける。DigitaktのMIDIトラック2本をそれぞれに割り当て、T-8の内部シーケンサーを使わずに、Digitaktのパターンから両方を鳴らす。Digitaktの8つのオーディオトラックはそのまま空いている。
できあがり
MIDIトラックA(ch10)→ T-8 リズム Step : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 BD : X - - - X - - - X - - - X - - - SD : - - - - X - - - - - - - X - - - CH : - - X - - - X - - - X - - - X - MIDIトラックB(ch2)→ T-8 ベース Note : C - - C - - C - - - C' - C - - -
始める前
Digitakt MIDI OUT → BMIDI-5-35などのTRS/MIDI変換ケーブル → T-8 MIDI IN
T-8 MIX OUT → ステレオミニ→6.3mm×2 → Digitakt INPUT L/R
- T-8のMIDI端子はステレオミニ(TRS)。5ピンDINから変換するには、BMIDI-5-35やBMIDI-1-35などのTRS/MIDI変換ケーブルを使う。
- T-8の音をDigitaktで聴く設定は、ステップ1の手順1と同じ(EXTERNAL MIXERの
IN L/IN R)。 - T-8の初期設定では、リズムがMIDIチャンネル10、ベースが2。このレッスンはその値で進める。
- Digitaktで空きパターンを選んでおく。
手順
1. T-8のMIDIチャンネルを確かめる
[T-8: SHIFT]を押しながら[T-8: OCT+ (MENU)]を押し、メニューに入る。[T-8: TEMPO/VALUE]を回してリズムのMIDIチャンネルの項目を選び、[T-8: C# (ENTER)]を押す。表示が10であることを確認する。[T-8: C (EXIT)]を押して項目の一覧へ戻る。[T-8: TEMPO/VALUE]を回してベースのMIDIチャンネルの項目を選び、[T-8: C# (ENTER)]を押す。表示が2であることを確認する。[T-8: C (EXIT)]を2回押して、メニューを終える。
違う値になっていたら、手順2や4で[T-8: TEMPO/VALUE]を回して直す。
2. MIDIトラックAでリズムを鳴らす
[TRK]+[TRIG 9]でMIDIトラックAを選ぶ。[SRC]を開き、[FUNC]を押しながらDATA ENTRYノブAを押してCHANを有効にし、ノブAでCHANを10にする。[TRIG]ページを開き、NOT1のDATA ENTRYノブAを36にする。T-8のBASS DRUMの音番号。[RECORD]を押してグリッドレコーディングをオンにし、[TRIG 1]、[TRIG 5]、[TRIG 9]、[TRIG 13]を押す。[RECORD]を押してオフにし、[PLAY]で再生する。T-8のキックが鳴ることを確認する。
DigitaktのTRIGページには、音名と一緒に音番号がかっこ付きで出る。36はC3(36)と表示される。
3. スネアとハイハットを足す
[RECORD]を押してグリッドレコーディングをオンにする。[TRIG 5]を押し続けながら、NOT2のDATA ENTRYノブBを+2にする。キック(36)にスネア(38)が重なる。[TRIG 13]でも同じように、NOT2のノブBを+2にする。[TRIG 3]、[TRIG 7]、[TRIG 11]、[TRIG 15]にトリガーを置く。[TRIG 3]を押し続けながら、NOT1のノブAを42にする。CLOSED HIHATの音番号。ほかの3つも同じようにする。[RECORD]を押してオフにし、キック、スネア、ハイハットが鳴ることを確認する。
1本のMIDIトラックでも、NOT2〜NOT4を使えば同じステップで複数の楽器を鳴らせる。T-8のリズムの音番号は、BASS DRUM 36、SNARE DRUM 38、CLOSED HIHAT 42、OPEN HIHAT 46、TOM 47、HAND CLAP 50。
4. MIDIトラックBでベースを鳴らす
[TRK]+[TRIG 10]でMIDIトラックBを選ぶ。[SRC]を開き、[FUNC]を押しながらDATA ENTRYノブAを押してCHANを有効にし、ノブAでCHANを2にする。[TRIG]ページを開き、NOT1のDATA ENTRYノブAをC3(36)にし、LENのノブFを1ステップの短さにする。[RECORD]を押してグリッドレコーディングをオンにし、[TRIG 1]、[TRIG 4]、[TRIG 7]、[TRIG 11]、[TRIG 13]を押す。[TRIG 11]を押し続けながら、NOT1のノブAをC4(48)にして、1オクターブ上げる。[RECORD]を押してオフにし、ベースが鳴ることを確認する。
5. T-8の音を足し引きする
- 再生したまま、
[FUNC]を押したまま[TRIG 10]を押し、ベースだけをミュートする。 - もう一度
[FUNC]を押したまま[TRIG 10]を押し、ベースを戻す。 [T-8: CUTOFF]と[T-8: ENV MOD]を回し、ベースの音色を変える。ノートはDigitaktから届いたまま、音作りはT-8側で変えられる。
6. T-8の内部シーケンスも同期させる(必要なときだけ)
ここまではT-8の内部シーケンサーを使わず、ノートだけをDigitaktから送った。T-8に保存したパターンもDigitaktのテンポで一緒に走らせたいときは、クロックを足す。
- T-8のメニューで、
MIDI Clock SyncをMIDI入力に追従する設定にする。項目の場所はRoland T-8を参照する。 - Digitaktで
[SETTINGS]→MIDI CONFIG→SYNCを開き、CLOCK SENDとTRANSPORT SENDにチェックを入れる。 - Digitaktで
[PLAY]を押し、T-8の内部パターンも同時に始まること、[TEMPO]でテンポを変えるとT-8も追従することを確認する。 - Digitaktから送るノートと内部パターンが二重に鳴る場合は、T-8側で空のパターンを選ぶか、手順2〜5のMIDIトラックをミュートする。
T-8のSYNC INに何かがつながっていると、MIDIクロックより優先される。
使いどころ
- Digitaktのオーディオトラックを使い切ったときに、ドラムとベースをT-8に任せる。
- TB-303系のベースだけをT-8で鳴らし、ドラムはDigitaktのサンプルで組む。
注意点・失敗例
- T-8の内部シーケンスも同時に走らせたいときだけ、Digitaktの
CLOCK SENDとTRANSPORT SENDにチェックを入れる。入れたまま内部パターンにデータがあると、Digitaktから送るノートと二重に鳴る。 - T-8のSYNC INに何かがつながっていると、MIDIクロックより優先される。
- リズムとベースを同じMIDIチャンネルにすると、両方のパートが同じノートに反応する。
- T-8の
MIDI THRUを有効にすると、受けたMIDIを次の機材へ渡せる。後ろの機材でノートやクロックが二重にならないよう、受信設定を確認する。 - ベースのアクセントとスライドがMIDIでどう送られるかは、T-8のマニュアルに記載が無い。T-8の内部シーケンスで使う機能として扱う。
次に試すこと
- FL Studioを親にしてDigitaktをUSBで録音するへ進む。
- T-8単体の操作はT-8入門コースを参照する。
- Roland T-8で、T-8側の端子と同期設定を確認する。
- T-8の音はINPUT L/Rに届いているので、サンプル録音の
IN L+Rでフレーズを録り、Digitaktのオーディオトラックへ移せる。T-8を外してもフレーズが残り、Digitakt側ではブレイクやフィルに集中できる。
関連
- Roland T-8
- MIDIトラック
公式マニュアル
- T-8 Owner's Manual: MIDIチャンネルと同期設定
- T-8 MIDI Implementation Chart
- Digitakt User Manual OS 1.54:MIDI Track Parameters(OS 1.54 マニュアル p. 51–54)