Korg microKORG › 順番に進めるmicroKORG入門コース — レッスン 6 / 6
microKORG:FXとアルペジオで仕上げて保存する
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ねらい
内蔵のテンポでアルペジオを走らせ、同じテンポに合わせたディレイで空間を足して、プラック音色を仕上げる。アルペジエーターのON/OFFと設定もプログラムと一緒に保存されるので、B.88を選ぶだけで同じフレーズが鳴る状態にする。外部機材との同期は扱わない(次のステップを参照)。
できあがり
| セクション | パラメータ | 値 |
|---|---|---|
| ARPEG.A | TEMPO/RESOLUTION/GATE/TYPE/RANGE |
120/1/16/50前後/Up/2 |
| ARPEG.B | LATCH/SWING/KEY SYNC/LAST STEP |
OFF/0/ON/8 |
| DELAY | TYPE/TEMPO SYNC/SYNC NOTE/DELAY DEPTH |
L/R Delay/ON/3/16/35前後 |
| MOD FX | TYPE/LFO SPEED/EFFECT DEPTH |
Ensemble/初期化後の値のまま/20前後 |
| アルペジエーター | [ARPEGGIATOR ON/OFF] |
点灯 |
3音の和音を押さえると、16分音符のプラックが2オクターブを上がり、付点8分のディレイが左右に跳ね返る。
始める前
B.88を選び、ステップ5の音から始める。- MIDIの
CLOCKがExternal、または外部からクロックを受けているAutoのときは、TEMPOの設定が無視される。単体で使うときはMIDIケーブルを外しておく。
手順
[ARPEGGIATOR ON/OFF]を押して点灯させ、3音の和音(たとえばC・E・G)を押さえる。アルペジオが走り出す。[EDIT SELECT 2]をARPEG.Aに合わせ、ノブ1(TEMPO)を120、ノブ2(RESOLUTION)を1/16、ノブ3(GATE)を50前後、ノブ4(TYPE)をUp、ノブ5(RANGE)を2にする。GATEを20と90で聴き比べる。プラックはAMP EGで自然に消えるので、GATEの差は小さい。50前後に戻す。[EDIT SELECT 2]をARPEG.Bに合わせ、ノブ1(LATCH)をOFF、ノブ2(SWING)を0、ノブ3(KEY SYNC)をON、ノブ4(LAST STEP)を8にする。ARPEG.Bを選んだまま、点灯している[PROGRAM NUMBER 1–8]のうち1つか2つを押して点滅させる。そのステップが休符になり、フレーズのリズムが変わる。気に入らなければもう一度押して戻す。[EDIT SELECT 2]をDELAYに合わせ、ノブ1(TYPE)をL/R Delay、ノブ2(TEMPO SYNC)をON、ノブ3(SYNC NOTE)を3/16にする。- アルペジオを鳴らしながら、ノブ4(
DELAY DEPTH)を0から上げる。原音が埋もれる手前、35前後で止める。上げすぎると反復が増えて濁る。 [EDIT SELECT 2]をMOD FXに合わせ、ノブ1(TYPE)をEnsembleにし、ノブ3(EFFECT DEPTH)を0から20前後まで上げる。広がりが足りていれば0のままでよい。[EDIT SELECT 2]がMOD FXにある状態で、点灯している[PROGRAM NUMBER]を押してPerformance Editに戻り、ノブ5(TEMPO)を回す(ARPEG.A/ARPEG.Bの位置で押すと、ステップのオン/オフが切り替わってしまう)。アルペジオとディレイが一緒に速く・遅くなることを確かめ、120前後に戻す。MODホイールを上げ、ステップ5の揺れがアルペジオの上でも効くことを確かめる。[WRITE]、表示がB.88であることを確かめて、もう一度[WRITE]。- 別のプログラムを選んでから
B.88を選び直し、[ARPEGGIATOR ON/OFF]が点灯した状態で呼び出され、和音を押さえるだけで同じフレーズが鳴ることを確かめる。
設定の目安
| 狙い | 変える場所 |
|---|---|
| 手を離してもアルペジオを続ける | ARPEG.BのLATCHをON。 |
| ディレイを3連のノリにする | DELAYのSYNC NOTEを1/6か1/12にする。 |
| ディレイを左右の繰り返しにしない | DELAYのTYPEをStereo Delayにする。 |
| フレーズを跳ねさせる | ARPEG.BのSWINGを+20〜+30にする。 |
| 最後に低域を整理する | EQのLOW EQ GAINを少し下げる。 |
使いどころ
- 単体で手早く、テンポのそろったアルペジオのフレーズを作りたいとき。
- 作った
B.88の音色を、ほかのプリセットを改造するときの比較の基準にするとき。
注意点・失敗例
TEMPOを回してもテンポが変わらない。 MIDIのCLOCKがExternal、または外部クロックを受けているAuto。ケーブルを外すか、CLOCKの設定を確かめる。- アルペジオが鳴らない。
[ARPEGGIATOR ON/OFF]が消灯しているか、LAST STEPの全ステップを休符にしている。 - ディレイで音がにごる。
DELAY DEPTHは深さと反復の量を一緒に増やす。原音よりディレイが目立つなら下げる。 - 書く前に別のプログラムを選んだ。 編集はすべて消える。
B.88に戻り、手順をやり直す。
次のステップ
関連
公式マニュアル
- KORG microKORG (2002) Owner's Manual — Using the arpeggiator(p.11)、MOD FX(p.40)、DELAY(p.41)、EQ(p.42)、ARPEG.A(p.44)、ARPEG.B(p.45)、Saving a program(p.58)、LFO 1/2 and delay time synchronization(p.65)