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Korg microKORG › 順番に進めるmicroKORG入門コース — レッスン 1 / 6

microKORG:初期化して練習用の席に書き込む

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ねらい

コース全体で使う「練習用の席」を1つ決め、そこでプログラムを初期化し、変化を聴き分けやすい基準の状態に揃えて書き込む。編集を保存するWRITEの手順もここで覚える。OSC・FILTER・EGの音作りはステップ2以降で扱う。

できあがり

練習用の席(このコースではB.88)に、次の状態のSynthプログラムが保存されている。鍵盤を押している間は明るいノコギリ波が同じ音量で鳴り続け、離すとすぐ止まる。

セクション パラメータ 値
VOICE SYNTH/VOCODER/SINGLE/LAYER/VOICE ASSIGN Synthesizer/Single/Poly
OSC1 WAVE/CONTROL 1/CONTROL 2 Saw/0/0
MIXER OSC 1 LEVEL/OSC 2 LEVEL/NOISE LEVEL 127/0/0
FILTER TYPE/CUTOFF/RESONANCE/FILTER EG INT -24dB LPF/127/0/0
AMP EG ATTACK/DECAY/SUSTAIN/RELEASE 0/64/127/10
PATCH 1〜4 MOD INT すべて0
MOD FX/DELAY EFFECT DEPTH/DELAY DEPTH 0/0
アルペジエーター [ARPEGGIATOR ON/OFF] 消灯

始める前

  • 練習用の席を決める。 WRITEは保存先のプログラムを上書きし、元のプリセットは戻せない。このコースではB.88([BANK SIDE]でB、PROGRAM SELECTダイヤルで8、[PROGRAM NUMBER 8])を練習用に使う。B.88のプリセットを残したいときは、消えてもよい別の席に読み替える。
  • VOLUMEを下げてから電源を入れ、出力をモニターにつないでおく(5分で鳴らす)。

手順

  1. [BANK SIDE]、PROGRAM SELECTダイヤル、[PROGRAM NUMBER 8]でB.88を選ぶ。
  2. [SHIFT]を押しながら[PROGRAM NUMBER 3]を押す(INIT PROGRAM)。[PROGRAM NUMBER 3]が点滅したら、もう一度押して初期化を実行する。やめるときは点灯している[SHIFT]を押す。Synthプログラムを初期化すると、SINGLE/LAYERはSingleになる。
  3. [EDIT SELECT 1]をVOICEに合わせ、ノブ1(SYNTH/VOCODER)がSynthesizer、ノブ2(SINGLE/LAYER)がSingleであることを確かめ、ノブ3(VOICE ASSIGN)をPolyにする。
  4. [EDIT SELECT 1]をOSC1、MIXER、FILTER、AMP EGの順に回し、「できあがり」の表の値に揃える。
  5. [EDIT SELECT 2]をPATCH 1〜PATCH 4に順に合わせ、ノブ3(MOD INT)が0であることを確かめる。0でなければ0にする。
  6. [EDIT SELECT 2]をMOD FXに合わせてノブ3(EFFECT DEPTH)を0に、DELAYに合わせてノブ4(DELAY DEPTH)を0にする。
  7. [ARPEGGIATOR ON/OFF]が点灯していたら押して消す。
  8. 鍵盤を押し、押している間は同じ明るさ・同じ音量で鳴り続けることを確かめる。
  9. [WRITE]を押す。表示の番号と[WRITE]が点滅し、[SHIFT]が点灯する。
  10. 表示がB.88であることを確かめ、もう一度[WRITE]を押して書き込む。書き込み中は電源を切らない。
  11. 別のプログラムを選んでからB.88を選び直し、手順8と同じ音が鳴ることを確かめる。以降のステップは、B.88を選んだ状態から始める。

設定の目安

項目 目安
値の細かい調整 [SHIFT]を押しながら[OCTAVE SHIFT UP]か[DOWN]を押すと、UP/DOWNで1つずつ値を送れる。[SHIFT]で抜ける。
書き込む頻度 各ステップの終わりに必ずB.88へ書く。良くなったと思った時点で途中でも書いてよい。

使いどころ

  • 既存のプリセットの癖に引っ張られず、各セクションの効き方を1つずつ聴き分けたいとき。
  • 音作りで迷子になったとき、この基準の状態から作り直す出発点として。

注意点・失敗例

  • ノブを回しても値が変わらない。 ノブの位置と実際の値がずれていると、表示の値が点滅したまま変わらない。ノブを実際の値の位置まで回すと点滅が止まり、そこから一緒に動く。
  • [WRITE]でProtectと表示される。 書き込み保護がONになっている。[SHIFT]で戻り、[SHIFT]+[PROGRAM NUMBER 8]のあとノブ1でOFFにする。保護の設定自体を残すにはGLOBALの書き込みが必要(保存)。
  • [WRITE]でGlobalと表示される。 EDIT SELECT 2がGLOBALかMIDIの位置にある。[SHIFT]で戻り、別の位置へ回してから[WRITE]し直す。
  • 書く前に別のプログラムを選ぶと、編集はすべて消える。 電源を切った場合も同じ。
  • 工場出荷時の状態へ戻す機能(Factory Restore)は全プログラムを上書きするので、このコースでは使わない。

関連

公式マニュアル

  • KORG microKORG (2002) Owner's Manual — Basic editing procedure(p.12〜13)、VOICE(p.16)、Initializing a program(p.59)、Saving a program(p.58)、Write protect setting(p.63)