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Digitakt › 順番に進めるサンプル音作り入門 — レッスン 4 / 5

パターンをリサンプリングして1トラックに畳む

未検証手順 0 / 23 完了

Digitakt自身の出力を録音し(リサンプリング)、鳴っているパターン全体を1つのサンプルにする。複数トラックで作ったループを1トラックへ畳めば、元のトラックが空いて別の音を足せる。さらに、畳んだループは逆再生や頭出しの入れ替えで、1つの素材として加工できる。

ゴール

録音前 : Track 1 Kick / 2 Snare / 3 Hat / 4 Bass  →  MAIN L+R を1小節録音
録音後 : Track 8 = 1小節のループ(トラック1〜4はミュートして空く)

準備

  • 入門コースで作った基本パターン(16ステップ・1X、トラック1〜4にKick、Snare、Hat、Bass)を開く。
  • トラック8を空けておく。
  • MAIN L+Rは鳴っている全トラックを録る。ステップ1〜3で作ったTrack 6のアクセントが同じパターンにあり、ループへ畳みたくない場合は、先に[FUNC]を押したまま[TRIG 6]を押してミュートしておく。一緒に畳む場合は、手順5でTrack 6もミュートする。
  • [FUNC] + [YES]で一時保存しておく。

手順

1. 録音の設定をする

  1. 再生を止めた状態で[SAMPLING]を押し、SAMPLINGメニューを開く。
  2. DATA ENTRYノブGで、録音元をMAIN L+Rにする。
  3. DATA ENTRYノブEで、録音の長さRLENを16にする。16ステップ(1小節)を録ると自動で止まる。
  4. DATA ENTRYノブFで、録音開始のしきい値THRを低めにする。1拍目のキックで録音が始まる程度でよい。

MAIN L+RはDigitakt全体の出力をモノラルにまとめて録る。1トラックだけを録りたいときはTRK1〜TRK8を選ぶ。

2. 1拍目から録る

  1. [YES]を押してアームする。
  2. [PLAY]を押してパターンを再生する。1拍目のキックで録音が始まる。
  3. 16ステップを録ると録音が止まり、トリム画面が開く。[STOP]で再生を止める。

アームしてから再生すると、録音の頭がパターンの1拍目にそろい、そのままループとして使える。先に再生してから録ると頭がずれる。

3. 切り取って保存する

  1. [FUNC] + [YES]でプレビューし、[LEFT]でループ再生をオンにして、終わりから頭へのつながりを聴く。
  2. つながりが悪ければ、DATA ENTRYノブAでTRIM START、ノブCでTRIM ENDを少しずつ動かす。
  3. [YES]でトリムを確定し、もう一度[YES]で保存へ進む。名前を付けて[YES]で確定する(トリムが気に入らなければ、確定後に[NO]で元へ戻せる)。
  4. 割り当て先のトラックを聞かれたら[TRIG 8]を押し、トラック8へ割り当てる。

4. トラック8で鳴らす

  1. [TRK] + [TRIG 8]でトラック8を選ぶ。
  2. [TRIG]ページを開き、LENのDATA ENTRYノブCを1小節ぶんの長さにする。
  3. [RECORD]を押してグリッドレコーディングをオンにし、[TRIG 1]を押してトリガーを置く。
  4. [RECORD]をオフにし、[PLAY]で再生する。元のトラックと重なって鳴ることを確認する。

ループが途中で切れる場合は、[AMP]のHOLDが固定値になっている。HOLDをNOTEにするか、HOLDとDECを長くする。

5. 元のトラックをミュートする

  1. [FUNC]を押したまま[BANK]を2回押し、PATTERN MUTEモードに入る。
  2. [TRIG 1]、[TRIG 2]、[TRIG 3]、[TRIG 4]を押して、元のトラック1〜4をミュートする。Track 6も一緒に畳んだ場合は[TRIG 6]も押す。
  3. [FUNC] + [BANK]でミュートモードを抜け、トラック8だけで同じループが鳴ることを確認する。

PATTERN MUTEはこのパターンだけに効く。[FUNC] + [BANK]を1回だけ押すとGLOBAL MUTEになり、ほかのパターンでもトラック1〜4が鳴らなくなる。

6. 畳んだループを加工する

  1. トラック8を選んだまま[SRC]を開き、PLAYのDATA ENTRYノブBでREVERSEにして、逆再生のループを聴く。
  2. 聴き終えたら、PLAYをFORWARDへ戻す。
  3. [RECORD]をオンにし、トラック8の[TRIG 9]にトリガーを置く。
  4. [TRIG 9]を押し続けながら、STRTのDATA ENTRYノブEを動かし、後半の2拍を別の位置から鳴らす。
  5. [RECORD]をオフにして聴く。

4トラックのままでは手間のかかる、ループ単位の変化(逆再生、頭出しの入れ替え)が1トラックでできる。空いたトラック1〜4には、新しい音を入れられる。

使いどころ

  • トラックが足りなくなったときに、完成した部分を1トラックへ畳む。
  • エフェクトを掛けたドラムをそのまま録り、Delayの残響ごと素材にする。
  • 外部のシンセやスマホの音を録る場合は、INPUT L/Rへつなぎ、録音元をIN L+Rにして同じ手順で録る。

注意点・失敗例

  • 録音はモノラルで、最大33秒。BPMが60未満だと128ステップは録れない。
  • ONESHOTはテンポに追従しない。BPMを変えると、畳んだループと他のトラックがずれる。
  • 録る直前まで再生していると、Reverbの残りでしきい値を超え、録音が早く始まることがある。止めて音が消えてからアームする。
  • 録ったサンプルは+Driveに保存されるが、パターンの変更(トラック8のトリガーやミュート)はSAVE TO PROJをするまで残らない。

保存

気に入った状態を残す場合は、[SETTINGS] → PATTERN → SAVE TO PROJ → WHOLE PATTERN → [YES]でパターンを保存する。元の4トラックの状態に戻したいときは、保存する前に[FUNC] + [NO]で一時保存へ戻す。

関連

公式マニュアル