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Digitakt › 順番に進めるサンプル音作り入門 — レッスン 3 / 5

パラメータロックで1音色を展開する

未検証手順 0 / 16 完了

同じサンプル、同じトラックのまま、特定のステップだけ明るさ・長さ・空間を変える。トラック全体の音色は残しつつ、パターンの中に導入、アクセント、余韻という役割を作る。

ゴール

Step:       01      05      09      13
役割:       導入    基本    アクセント 余韻
FREQ:       低め    基準    高め    基準
DEC:        短め    基準    基準    長め
REV:        少なめ  少なめ  少なめ  多め

準備

  • Track 6で、同じサンプルのトリガーを[TRIG 1]、[TRIG 5]、[TRIG 9]、[TRIG 13]に置く。
  • トラック全体の音色は、短いサンプルの輪郭を作るで整えた基準値にする。
  • [RECORD]でGRID RECORDINGを有効にする。

手順

1. 導入だけを少し暗くする

  1. [FLTR]を開く。
  2. [TRIG 1]を押し続けながら、FREQを基準値より少し下げる。
  3. トリガーを離し、再生してステップ1だけが暗くなることを確認する。

トラックの通常値は変わらず、ステップ1だけに値が記録される。導入を控えめにして、次の音が開くように聞かせる。

2. 中盤に1つだけ明るいアクセントを作る

  1. [TRIG 9]を押し続ける。
  2. [FLTR]のFREQを基準値より少し上げる。
  3. 必要なら同じトリガーを押したままAMPのVOLをわずかに上げる。

音量だけを上げるより、先にフィルターを少し開くと、アクセントが前へ出て聞こえやすい。

3. 最後の音に余韻を残す

  1. [TRIG 13]を押し続ける。
  2. [AMP]のDECを基準値より長くする。
  3. 同じトリガーを押し続けたまま、REVを少し上げる。

最後の音だけを長く・広くすると、次の小節へつながる余韻を作れる。共有Reverbが濁る場合は、まずREVを戻し、DECだけで長さを作る。

4. ロックの有無を比較する

各トリガーを押し続けると、ロックされたパラメータ値を確認できる。変化が多すぎると感じたら、対象のトリガーを押し続けながら該当するDATA ENTRYノブを押し、個別のロックだけを削除する。

5. 音を鳴らさずに余韻だけ変える

  1. [FUNC]を押しながら[TRIG 15]を押し、ロックトリガーを置く。ノートトリガーの赤ではなく黄色に点灯する。
  2. [FLTR]を開き、[TRIG 15]を押し続けながらFREQを大きく下げる。
  3. 再生し、ステップ13の余韻が、ステップ15から暗くなることを確認する。

ロックトリガーは音を鳴らさず、パラメータロックだけを実行する。鳴っている音の途中で値を切り替えられるので、手順3で長くした余韻の後半だけを変えられる。

使いどころ

  • 1小節の頭だけを暗くし、次の音を強く聞かせる。
  • 4打のうち1打だけを長くして、フレーズの終わりを作る。
  • 同じハイハットの中で、最後の1打だけ明るくする。

注意点・失敗例

  • パラメータロックは、トリガーを押し続けながら値を変えたときだけ作られる。トリガーを押さずにノブを回すと、トラック全体の基準値が変わる。
  • 1パターンでロックできる異なるパラメータは最大72。まずはFREQ、DEC、REVの3種類だけで役割を作る。
  • REVとDELは共有エフェクトへの送信量。複数トラックで上げすぎると、曲全体が濁る。

保存

気に入った変化を残す場合は、[SETTINGS] → PATTERN → SAVE TO PROJ → WHOLE PATTERN → [YES]でパターンを恒久保存する。[FUNC] + [YES]は試行用の一時保存であり、恒久保存にはならない。SAVE TO PROJを使えない場合は、先に[FUNC] + [SETTINGS]からプロジェクトを一度保存する。

作ったトラックの音色を別のプロジェクトでも使うときは、Soundとして+Driveへ書き出す。

  1. Track 6を選び、[FUNC] + [SONG MODE]でIMPORT/EXPORTメニューを開く。
  2. EXPORT SOUNDを選び、[YES]を押す。
  3. LEVEL/DATAノブで空きスロットを選び、[YES]を押す。
  4. 名前を付けて[YES]を押す。続くTAGS画面でタグを選び、<SAVE>で[YES]を押す。

パターンの中のSoundは、+DriveのSoundから切り離されたコピー。書き出さない限り、音色はこのパターンの中にしか残らない。パラメータロックはパターン側の情報なので、Soundには含まれない。

関連

公式マニュアル