Digitakt › 順番に進める入門コース — レッスン 4 / 8
パターンを複製してブレイクを作る
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ねらい
ベースを足して2周目の変化を作るで完成した基本パターンを別の空きスロットへ複製し、キックとベースを引いたブレイク用パターンを作る。元のパターンを残したまま、2つのパターンを切り替えて展開を作れるようにする。
できあがり
| パターン | 役割 | 残すもの | 引くもの |
|---|---|---|---|
| 元のパターン | 基本ループ | Kick、Snare、Hat、Bass | なし |
| 複製先のパターン | 1周分のブレイク | Snare、Hat、Fill | Kick、Bass |
始める前
- 前のステップ(ステップ3)で作ったパターンを開く。
- 先に
[SETTINGS]→PATTERN→SAVE TO PROJ→WHOLE PATTERN→[YES]で元のパターンを保存する。 - 現在のバンクで、消灯している
[TRIG]キーを1つ探す。消灯は空きパターンスロット、白点灯はすでにデータがあるスロットを示す。白点灯のスロットには貼り付けない。 - 複製先に使う番号をメモする。ここでは例として
[TRIG 2]と呼ぶが、実際には見つけた空きスロットを使う。
手順
1. 現在のパターンを空きスロットへ複製する
[RECORD]が赤く点灯していないことを確認する。点灯していれば[RECORD]を押してグリッドレコーディングをオフにする。- 現在のパターンで
[FUNC]+[RECORD]を押してコピーする。 [PTN]を押してから、空きスロットの[TRIG]キーを押して複製先のパターンを選ぶ。[FUNC]+[STOP]を押して貼り付ける。
複製先は現在選択中なので、複製後は赤点灯になる。別のパターンを選んだ後に白点灯なら、シーケンスと音作りの設定が入った状態。元のパターンはそのまま残る。
2. ブレイク用パターンからキックを引く
[RECORD]を押してグリッドレコーディングをオンにする。[TRK]+[TRIG 1]でKickのトラックを選ぶ。[TRIG 1]、[TRIG 5]、[TRIG 9]、[TRIG 13]を短く押して、キックのトリガーを消す。[RECORD]を押してオフにし、ハイハットとスネアだけが残ることを再生して確認する。
トリガーを長押しすると編集になるため、消すときは短く押す。キックを完全に消す代わりに、1ステップ目だけ残すとブレイクの拍感を保ちやすい。
3. ベースも引いて空間を作る
[RECORD]をオンにする。[TRK]+[TRIG 4]でBassのトラックを選ぶ。- 基本のベースを置いた
[TRIG 1]、[TRIG 7]、[TRIG 9]、[TRIG 15]を短く押して消す。 [RECORD]をオフにし、低域がなくなった状態を確認する。
15ステップ目に2:2の条件を付けていた場合も、トリガーを消すとその条件を含めて消える。次の小節頭で元のパターンへ戻すと、キックとベースが復帰して強く聞こえる。
4. Fillを確認して、元のパターンへ戻す
- ブレイク用パターンを再生し、必要なら
[YES]+[PAGE]で次の1周だけFillを有効にする。 - ブレイクの1周が終わる前に
[PTN]を押し、元のパターンの[TRIG]キーを押す。 - 現在のパターンが終わると、元のパターンが始まる。キックとベースが戻ることを確認する。
パターン切替は再生中でも予約できる。まずは「基本を4周 → ブレイクを1周 → 基本へ戻る」の順で試す。
5. ブレイク用パターンを保存する
- ブレイク用パターンを選び直す。
[SETTINGS]→PATTERN→SAVE TO PROJ→WHOLE PATTERN→[YES]で保存する。SAVE TO PROJを使えない場合は、先に[FUNC]+[SETTINGS]からプロジェクトを一度保存する。- 元のパターンにも未保存の変更がある場合は、元のパターンを選び直して同じ操作で保存する。
6. ミュートで同じブレイクを作る(別の方法)
- 元のパターンを選び、
[PLAY]で再生する。 [FUNC]を押したまま[TRIG 1]と[TRIG 4]を押し、キックとベースをミュートする。- もう一度
[FUNC]を押したまま[TRIG 1]と[TRIG 4]を押し、ミュートを解除する。
これはQuick Mute。パターンを増やさずに、その場でブレイクを作れる。ライブでの即興はミュート、曲として順番を決めて残すブレイクはパターン複製、と使い分ける。
Quick Muteは、直前に使ったミュートモードで効く。初めはGLOBAL MUTEで、ミュートはすべてのパターンに効く。このパターンだけをミュートしたいときは、[FUNC]を押したまま[BANK]を2回押してPATTERN MUTEモードにしてから使う。
次に試すこと
- ハイハットに揺れを加えるで、基本パターンに音数を増やさない変化を加える。
- ブレイク用パターンのスネア15・16ステップだけ、
FILL条件にして戻る直前の動きを作る。 - グローバルミュートとパターンミュートを使い分けるで、パターンを増やさない展開も試す。
注意点・失敗例
- 貼り付け先が白点灯なら既存データがある。上書きしたくないときは、消灯している別のスロットを選ぶ。
- 複製は
[RECORD]がオフのときに行う。オンのままではトラック単位のコピー操作になる。 SAVE TO PROJを実行するまで、複製先の編集は+Driveへ恒久保存されない。
関連
- ベースを足して2周目の変化を作る
- パターンを保存・複製・復帰する
- 条件トリガーとFill
- 1パターンからブレイクを作る