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Digitakt › シーケンサーで曲を作る — レッスン 1 / 7

条件トリガーで1パターンを4周展開する

未検証手順 0 / 21 完了

ねらい

16ステップの基本パターンを増やさず、条件トリガーだけで「導入 → 小さな変化 → もう一段の変化 → フィル」の4周サイクルを作る。Digitaktのシーケンサーを、単なるループ再生ではなく小さな曲構造を持つ装置として使う。

できあがり

周回 追加される変化 条件
1周目(最初の再生だけ) ハイハットの導入アクセント 1ST
2周目 小さなゴーストハイハット 2:4
3周目 音色を変えたハイハット 3:4 + パラメータロック
4周目 スネア2打のフィル 4:4

2:4、3:4、4:4は4周ごとに繰り返される。1STだけは最初の再生時にしか鳴らない。

始める前

  • キック、スネア、ハイハットが入った16ステップの基本パターンを開く。最初のチュートリアルの構成で進められる。
  • ここではトラック2をSnare、トラック3をHatとして使う。
  • 既存パターンを残したい場合は、[FUNC] + [YES]で一時保存する。
  • パターンまたは対象トラックの長さを途中で変えない。A:B条件は、パターン(またはより短いトラック)の周回を数える。

手順

1. 1周目だけの導入アクセントを置く

  1. [RECORD]を押してグリッドレコーディングをオンにする。
  2. [TRK] + [TRIG 3]でHatのトラックを選ぶ。
  3. [TRIG 1]を押して、ハイハットのトリガーを置く。
  4. [TRIG 1]を押し続け、TRIG PARAMETERSのCONDをDATA ENTRYノブDで1STにする。

このトリガーは、パターンを再生し始めた最初の1周だけ鳴る。4周サイクルへ入る前の小さな「始まり」を作る役割。

2. 2周目だけゴーストハイハットを足す

  1. Hatのトラックで[TRIG 15]を押し、トリガーを置く。
  2. [TRIG 15]を押し続け、CONDを2:4にする。
  3. 同じトリガーを押し続けたまま、TRIG PARAMETERSのVELを少し下げる。

2:4は、4周ごとのうち2周目だけで成立する。音量を抑えておくと、基本リズムを壊さず「少し動いた」印象になる。

3. 3周目だけ音色を変える

  1. Hatのトラックで[TRIG 11]を押し、トリガーを置く。
  2. [TRIG 11]を押し続け、CONDを3:4にする。
  3. [FLTR]を開き、同じ[TRIG 11]を押し続けながらFREQを少し下げる。
  4. 必要ならVELも少し下げる。

3:4は4周ごとの3周目だけで成立する。ここではパラメータロックにより、単に音を追加するのでなく、異なる質感のハイハットを差し込む。

4. 4周目にスネアフィルを置く

  1. [TRK] + [TRIG 2]でSnareのトラックを選ぶ。
  2. [TRIG 15]と[TRIG 16]を押して、2つのトリガーを置く。
  3. それぞれの[TRIG]を押し続け、CONDを4:4にする。
  4. [RECORD]を押してグリッドレコーディングをオフにする。

4:4は4周目だけで成立する。フィルが長すぎると感じたら、[TRIG 16]だけ残すか、VELを下げる。

5. 4周を通して確認する

  1. [PLAY]を押し、少なくとも6周再生する。
  2. 1周目のアクセント、2周目のゴースト、3周目の音色変化、4周目のフィルを順に確認する。
  3. 5周目は基本パターンだけに戻り、6周目で2:4のゴーストハイハットが再び鳴ることを確認する。

1STだけは最初の1周にしか鳴らない。2:4、3:4、4:4は、停止するまで4周周期で繰り返される。

6. 保存する

  1. 基本パターンの役割が崩れていないことを確認する。
  2. 残す場合は[SETTINGS] → PATTERN → SAVE TO PROJ → WHOLE PATTERN → [YES]で保存する。SAVE TO PROJを使えない場合は、先に[FUNC] + [SETTINGS]からプロジェクトを一度保存する。
  3. 作り直す場合は[FUNC] + [NO]で一時保存した状態へ戻す。

発展

  • 4周目のフィルをFILL条件に替えると、周期ではなく手元の操作で展開を入れられる。
  • スネアフィルの最後だけリトリガーにし、4周目の終わりを強調する。
  • 4周ごとの変化にNEI条件でキックに反応するパーカッションを重ねると、条件トリガー同士が連動する展開を作れる。

注意点・失敗例

  • 条件トリガーを付けたステップは、トラック全体のPROBより優先される。意図しない鳴り方をしたら、まず各トリガーのCONDを確認する。
  • 途中で[STOP]すると、周回のカウントはリセットされる。1STを含む導入から確認したい場合は、一度停止して再生し直す。
  • 1周ごとに複数の大きな変化を足すと、4周の役割が聞き取りにくくなる。まず各周回に1つずつだけ置く。

関連

公式マニュアル