Digitakt › 順番に進めるシンセベース入門 — レッスン 2 / 2
Single Cycle Waveformでベースを作る
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行き先の無くなったメモ
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ねらい
Single Cycle Waveform(1周期だけを収録した短い波形)をONESHOTマシンでループ再生し、Digitaktをよりシンセに近い感覚で使う。通常のBassサンプルよりも、クロマチックに弾いたときの音程と音色の変化を予測しやすくする。
できあがり
Track 6
Single Cycle Waveform → FORWARD LOOP → Filter / AMP → Chromaticで演奏
トラック6を専用にし、既存のドラムやトラック4・5のベースを残したまま比べられるようにする。
始める前
- +Driveまたは現在のプロジェクトに、Single Cycle Waveformを1つ用意する。Saw、Square、Sineなど、短い1周期の波形が向く。
- 波形の先頭と末尾がなめらかにつながる素材を選ぶ。つながりが悪いと、ループ時にクリックや濁りが出やすい。
- 波形ファイルはファクトリー音源には入っていないので、パソコンから転送する。DigitaktをUSBでパソコンにつなぎ、Elektron Transferを開く。CONNECTIONSでMIDI IN/OUTをDigitaktにし、EXPLOREタブの右上で
Samples、左上でMy Computerを選んで、波形ファイルをDigitakt側の好きなフォルダへドラッグする。Transferが自動で16bit・48kHz・モノラルに変換する。 - サンプルがまだプロジェクトにない場合は、ファクトリーサンプルを探してベースへ読み込むと同じ手順で+Driveから
LOAD TO PROJする。 - 既存パターンを残したい場合は、先に
[FUNC]+[YES]で一時保存する。
手順
1. トラック6へ波形を割り当てる
[TRK]+[TRIG 6]でトラック6を選ぶ。[SRC]を押し、DATA ENTRYノブDを回してSingle Cycle Waveformを選び、[YES]で割り当てる。[FUNC]+[SRC]を押し、マシンがONESHOTであることを確認する。[TRIG 6]を押し、短い波形が鳴ることを確認する。
ONESHOTは、サンプルを前向き・逆再生・ループで鳴らせる基本マシン。このチュートリアルでは、テンポ追従用のWerpやRepitchではなくONESHOTを使う。
2. 波形の全体をループする
[SRC]を押し、PLAYをFORWARD LOOPにする。STRTを波形の先頭へ、LENを波形の終端まで、LOOPを先頭付近へ設定する。[SRC]をもう一度押してSRC page 2を開き、波形表示で開始・終端・ループ位置が波形全体を囲んでいることを確認する。[TRIG PARAMETERS]を開き、LENを短すぎない値にする。[AMP]を開き、HOLDとDECを十分に長くして、押した音がすぐ切れないようにする。
FORWARD LOOPでは、再生がLENの終端に達するとLOOP位置へ戻る。ループの持続時間はTRIG PARAMETERSのLENとAMPのHOLD/DECにも制限される。
3. フィルターでベースの輪郭を作る
[FLTR]を押し、TYPEをLowpassにする。FREQを下げ、高域を抑える。RESOを少しだけ上げ、倍音の輪郭を作る。[AMP]でHOLDとDECを少しずつ短くし、リズムに合う長さを探す。
Sine系の波形は丸く、SawやSquare系はフィルターを動かしたときの変化が分かりやすい。まず波形を替えるより、同じ波形でフィルターの効き方を聴く。
4. クロマチックに演奏する
[FUNC]+[TRK]を短く押してクロマチックモードへ入る。[TRIG]キーを押し、波形が音程を変えて鳴ることを確認する。[UP]/[DOWN]でオクターブを移動し、キックと重なりにくい音域を選ぶ。- 低い音を1つと、その近くの2〜3音で短いフレーズを試す。
Single Cycle Waveformでは、元のサンプルが短い1周期なので、音程を変えても長い録音素材のフレーズ感が出にくい。ここが通常のBassサンプルとの主な違い。
5. フレーズを録音する
- クロマチックモードのまま、
[RECORD]を押しながら[PLAY]を押してライブ録音を始める。 - 1周の間に、低い音を2〜4回だけ弾く。
[PLAY]を押して録音を終え、再生したフレーズを確認する。- 1ステップだけ音色を変えたいときは、そのトリガーを押し続けて
FREQまたはRESOへパラメータロックを付ける。
うまく鳴らないとき
- クリックする/ざらつく:
STRT、LEN、LOOPが波形の境目に合っていない可能性がある。SRC page 2で波形を見ながら、まずSTRTとLOOPを先頭付近へ戻す。 - すぐ音が切れる:TRIG PARAMETERSの
LEN、AMPのHOLD、DECを順に確認する。 - 低音が濁る:トラック4・5のベースと重なっている可能性がある。まずトラック6だけを鳴らし、役割を決めてから他の低音を戻す。
- 音程が不自然:Single Cycle Waveform自体が1周期としてきれいにつながっていない場合がある。別の波形でも比べる。
次に試すこと
- SawとSquareの波形を同じフレーズで聴き比べる。
[LFO]のDESTをフィルター周波数にして、ゆっくりした動きを加える。- キックとベースの濁りを減らすで、キックとの住み分けを整える。
注意点・失敗例
- このチュートリアルは
ONESHOTを前提にする。Werp、Repitch、SliceではSTRT、LEN、ループ関連の意味や挙動が異なる。 - Loop設定はサンプル再生を持続させるが、無限に鳴り続ける設定ではない。TRIG PARAMETERSの
LENとAMPエンベロープも合わせて調整する。 - Single Cycle Waveformは、機材内に必ず入っているファクトリー音源ではない。用意できない場合は、前のサンプルをベースシンセとして演奏するから始める。