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Korg microKORG › 順番に進める音色別コース — レッスン 3 / 5

microKORG:長いEGとEnsembleで広がるパッドを作る

未検証手順 0 / 11 完了

ねらい

立ち上がりも余韻も長い、和音で鳴らすパッドを作る。音量(AMP EG)と明るさ(FILTER EG)をどちらもゆっくり動かし、-12dB LPFのなだらかな削り方と、MOD FXのEnsembleで広がりを足す。最後にLAYERを試し、4音の和音が2音に減ることを確かめてから戻す。

できあがり

B.85に次の状態で保存されている。押さえるとふわっと立ち上がり、ゆっくり明るくなり、離すと長く尾を引く4音パッド。

セクション パラメータ 値
VOICE SYNTH/VOCODER/SINGLE/LAYER/VOICE ASSIGN Synthesizer/Single/Poly
PITCH PORTAMENTO/VIBRATO INT 0/0
OSC1 WAVE/CONTROL 1/CONTROL 2 Saw/0/0
OSC2 WAVE/OSC MOD/SEMITONE/TUNE Saw/OFF/0/+6前後
MIXER OSC 1 LEVEL/OSC 2 LEVEL/NOISE LEVEL 127/100前後/0
FILTER TYPE/CUTOFF/RESONANCE/FILTER EG INT/FILTER KEY TRACK -12dB LPF/55前後/5前後/+20前後/0
FILTER EG ATTACK/DECAY/SUSTAIN/RELEASE 70前後/80前後/90前後/70前後
AMP EG ATTACK/DECAY/SUSTAIN/RELEASE 60前後/64/127/70前後
LFO 1 WAVE/KEY SYNC/TEMPO SYNC/FREQUENCY Triangle/OFF/OFF/20前後
PATCH 1 SOURCE/DEST/MOD INT LFO 1/CutOff/+8前後
PATCH 2〜4 MOD INT すべて0
MOD FX TYPE/LFO SPEED/EFFECT DEPTH Ensemble/30前後/60前後
DELAY TYPE/TEMPO SYNC/DELAY TIME/DELAY DEPTH Stereo Delay/OFF/80前後/30前後

始める前

  • 保存先はB.85([BANK SIDE]でB、PROGRAM SELECTダイヤルで8、[PROGRAM NUMBER 5])。初期化とWRITEの操作は入門コースのステップ1と同じ。
  • MOD FXとDELAYの広がりを聴くので、OUTPUT L/MONOとRをステレオでつなぐ。

手順

  1. B.85を選び、[SHIFT]を押しながら[PROGRAM NUMBER 3]、点滅した[PROGRAM NUMBER 3]をもう一度押して初期化する。
  2. [EDIT SELECT 1]をVOICE、PITCH、OSC1、OSC2、MIXERの順に回し、「できあがり」の表の値に揃える。FILTERはCUTOFF127、FILTER EG INT0、AMP EGはATTACK0、SUSTAIN127、RELEASE10にしておく。[EDIT SELECT 2]でPATCH 1〜4のMOD INT、MOD FXのEFFECT DEPTH、DELAYのDELAY DEPTHを0にする。
  3. 3〜4音の和音を押さえる。OSC2がわずかにずれているので、ゆっくりうねる厚い音が鳴る。ここが材料。
  4. 音量の時間。 [EDIT SELECT 1]をAMP EGに合わせ、和音を弾き直しながらノブ1(ATTACK)を60前後まで上げる。ふわっと立ち上がる。ノブ4(RELEASE)を70前後まで上げる。離したあと長く残る。
  5. 明るさの削り方。 [EDIT SELECT 1]をFILTERに合わせ、ノブ1(TYPE)を-24dB LPFにして、ノブ2(CUTOFF)を55前後まで下げる。次にノブ1を-12dB LPFに切り替えて聴き比べる。-12dBの方が高域を残したまま、なだらかに削る。-12dB LPFのまま進める。ノブ3(RESONANCE)は5前後。
  6. 明るさの時間。 [EDIT SELECT 1]をFILTER EGに合わせ、ノブ1(ATTACK)を70前後、ノブ2(DECAY)を80前後、ノブ3(SUSTAIN)を90前後、ノブ4(RELEASE)を70前後にする。[EDIT SELECT 1]をFILTERに戻し、ノブ4(FILTER EG INT)を+20前後まで上げる。押さえている間にゆっくり明るくなる。AMP EGのATTACKよりFILTER EGのATTACKを少し長くすると、音量が出てから明るさが追いつく。
  7. ゆっくりした揺れ。 [EDIT SELECT 1]をLFO 1に合わせ、ノブ1(WAVE)をTriangle、ノブ2(KEY SYNC)をOFF、ノブ3(TEMPO SYNC)をOFF、ノブ4(FREQUENCY)を20前後にする。[EDIT SELECT 2]をPATCH 1に合わせ、ノブ1(SOURCE)をLFO 1、ノブ2(DEST)をCutOff、ノブ3(MOD INT)を+8前後にする。揺れていると分かるかどうかの量に留める。
  8. Ensemble。 [EDIT SELECT 2]をMOD FXに合わせ、ノブ1(TYPE)をEnsemble、ノブ2(LFO SPEED)を30前後にして、ノブ3(EFFECT DEPTH)を0から60前後まで上げる。左右に広がり、何台も重ねて鳴らしたような厚みが出る。Flanger/ChorusとPhaserにも切り替えて違いを聴き、Ensembleに戻す。
  9. DELAY。 [EDIT SELECT 2]をDELAYに合わせ、ノブ1(TYPE)をStereo Delay、ノブ2(TEMPO SYNC)をOFF、ノブ3(DELAY TIME)を80前後にして、ノブ4(DELAY DEPTH)を30前後まで上げる。和音を短く切ったときに余韻がつながる。
  10. LAYERを試す。 [EDIT SELECT 1]をVOICEに合わせ、ノブ2(SINGLE/LAYER)をLayerにする。4音の和音を押さえると、鳴る音が減る(両方のティンバーがPolyなら、それぞれ2ボイス=2音)。ティンバー2はこのレッスンで設定していないので、音色も変わる。聴くのは鳴る音の数だけでよい。確かめたらSingleに戻し、4音が鳴ることを確かめる。
  11. [WRITE]、表示がB.85であることを確かめて、もう一度[WRITE]。

設定の目安

狙い 変える場所
もっと暗く柔らかく CUTOFFを下げ、OSC1をTriangleにする。
デジタルな質感 OSC1をDWGSにして、CONTROL 2でSynWave(15〜23)やOrgan(40〜46)を試す。
広がりを控えめに EFFECT DEPTHを下げる。上げすぎると出力が歪むことがある。
リズムに合わせた余韻 DELAYのTEMPO SYNCをONにしてSYNC NOTEを選ぶ。テンポは内蔵テンポか外部MIDIクロックに従う。
和音の切れ目をはっきり AMP EGとFILTER EGのRELEASEを短くする。

使いどころ

  • 曲の背景で和音を伸ばす音。4ボイスなので4音までの和音に向く。
  • Digitaktから和音を送るときは、送るノートを4音以内にする。RELEASEが長いと次の和音と重なって音が切れることがあるので、そのときはRELEASEを短くする。→ Volca KeysをDigitaktでコード演奏する(別機材のコード送信の例)

注意点・失敗例

  • 弾いてもしばらく何も聴こえない。 AMP EGのATTACKが長すぎる。短い音符では立ち上がる前に離してしまう。
  • 5音目を押すと前の音が消える。 最大4ボイス。後から押した鍵が優先される。
  • Layerにしたら和音が鳴らない。 Layerではボイスを2つのティンバーで分ける。厚い4音パッドはSingleで作る。
  • ステレオの広がりが分からない。 OUTPUT L/MONOだけをつないでいる。

関連

公式マニュアル

  • KORG microKORG (2002) Owner's Manual — VOICE(p.16)、OSC2(p.22)、FILTER(p.24〜25)、FILTER EG(p.26)、AMP EG(p.28)、LFO 1/LFO 2(p.29)、PATCH 1〜4(p.30)、MOD FX(p.40)、DELAY(p.41)