Korg microKORG › 順番に進める音色別コース — レッスン 4 / 5
microKORG:Unisonで太いリードを作る
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ねらい
VOICE ASSIGNをUnisonにして、4ボイスを1音に重ねた太いリードを作る。UNISON DETUNEで重ねたボイスの音程をずらす量を決め、OSC2を5度上に足して音程感を強くする。演奏中の表情として、MODホイールでビブラートとフィルターの開きを足す。
できあがり
B.84に次の状態で保存されている。単音で弾く、厚くうねるリード。つなげて弾くと音程が少し滑り、MODホイールを上げると明るくなってビブラートがかかる。
| セクション | パラメータ | 値 |
|---|---|---|
| VOICE | SYNTH/VOCODER/SINGLE/LAYER/VOICE ASSIGN/TRIGGER MODE/UNISON DETUNE |
Synthesizer/Single/Unison/Single/20前後 |
| PITCH | PORTAMENTO/VIBRATO INT |
15前後/+10前後 |
| OSC1 | WAVE/CONTROL 1/CONTROL 2 |
Saw/0/0 |
| OSC2 | WAVE/OSC MOD/SEMITONE/TUNE |
Saw/OFF/+7/0 |
| MIXER | OSC 1 LEVEL/OSC 2 LEVEL/NOISE LEVEL |
127/60前後/0 |
| FILTER | TYPE/CUTOFF/RESONANCE/FILTER EG INT/FILTER KEY TRACK |
-24dB LPF/65前後/20前後/+20前後/+20前後 |
| FILTER EG | ATTACK/DECAY/SUSTAIN/RELEASE |
0/50前後/60前後/30前後 |
| AMP EG | ATTACK/DECAY/SUSTAIN/RELEASE |
0/64/127/40前後 |
| LFO 2 | WAVE/KEY SYNC/TEMPO SYNC/FREQUENCY |
Sine/OFF/OFF/70前後 |
| PATCH 1 | SOURCE/DEST/MOD INT |
MOD.Wheel/CutOff/+30前後 |
| PATCH 2〜4 | MOD INT |
すべて0 |
| MOD FX/DELAY | EFFECT DEPTH/DELAY DEPTH |
0/25前後(Stereo Delay、TEMPO SYNC OFF、DELAY TIME 60前後) |
始める前
- 保存先は
B.84([BANK SIDE]でB、PROGRAM SELECTダイヤルで8、[PROGRAM NUMBER 4])。初期化とWRITEの操作は入門コースのステップ1と同じ。 MODホイールを手前いっぱいにしておく。
手順
B.84を選び、[SHIFT]を押しながら[PROGRAM NUMBER 3]、点滅した[PROGRAM NUMBER 3]をもう一度押して初期化する。[EDIT SELECT 1]をOSC1、MIXER、FILTER、FILTER EG、AMP EGの順に回し、「できあがり」の表の値に揃える。ただしMIXERのOSC 2 LEVELは0、PITCHのPORTAMENTOとVIBRATO INTは0にしておく。[EDIT SELECT 2]でPATCH 1〜4のMOD INT、MOD FXのEFFECT DEPTH、DELAYのDELAY DEPTHを0にする。- 1音を弾き、Polyのままの細めのSawを聴いておく。
- Unison。
[EDIT SELECT 1]をVOICEに合わせ、ノブ3(VOICE ASSIGN)をUnisonにする。4ボイスが同じ音程で重なり、1音しか鳴らなくなる。ノブ4(TRIGGER MODE)はSingleにする。 - UNISON DETUNE。 1音を押さえたまま、ノブ5(
UNISON DETUNE)を0から上げる。0では重なっていても1音に聴こえ、上げるほどボイスの音程がずれて厚くうねる(単位は1セント)。40を超えると音程が濁るので、20前後に戻す。 - OSC2で5度を足す。
[EDIT SELECT 1]をOSC2に合わせ、ノブ1(WAVE)をSaw、ノブ3(SEMITONE)を+7にする。[EDIT SELECT 1]をMIXERに合わせ、ノブ2(OSC 2 LEVEL)を0から60前後まで上げる。5度上の音が重なり、音程の輪郭がはっきりする。強すぎるとオルガンのような和音に聴こえるので、OSC1の音程が主役に残る量にする。 - PORTAMENTO。
[EDIT SELECT 1]をPITCHに合わせ、ノブ3(PORTAMENTO)を15前後にする。つなげて弾いたときだけ音程が滑る(TRIGGER MODEがSingleのため)。 - ホイールでビブラート。
[EDIT SELECT 1]をLFO 2に合わせ、ノブ1(WAVE)をSine、ノブ2(KEY SYNC)をOFF、ノブ3(TEMPO SYNC)をOFF、ノブ4(FREQUENCY)を70前後にする。[EDIT SELECT 1]をPITCHに戻し、ノブ5(VIBRATO INT)を+10前後にする。MODホイールを上げたときだけ、LFO 2によるビブラートがかかる。 - ホイールで明るく。
[EDIT SELECT 2]をPATCH 1に合わせ、ノブ1(SOURCE)をMOD.Wheel、ノブ2(DEST)をCutOffにして、ホイールを上げ下げしながらノブ3(MOD INT)を+30前後まで上げる。ホイールを上げると、明るさとビブラートが同時に増える。 - DELAY。
[EDIT SELECT 2]をDELAYに合わせ、ノブ1(TYPE)をStereo Delay、ノブ2(TEMPO SYNC)をOFF、ノブ3(DELAY TIME)を60前後、ノブ4(DELAY DEPTH)を25前後にする。 MODホイールを手前に戻し、[WRITE]、表示がB.84であることを確かめて、もう一度[WRITE]。
設定の目安
| 狙い | 変える場所 |
|---|---|
| もっと厚く | UNISON DETUNEを上げる。OSC2をSEMITONE0、TUNEを少しずらしたデチューンにする。 |
| 鋭いシンク・リード | OSC2のOSC MODをSyncにし、SEMITONEを+12前後にしてTUNEを動かす。PATCHでOSC2 TuneをFILTER EGで動かすと定番の「キュイン」になる。 |
| 1音ずつはっきり | TRIGGER MODEをMulti、PORTAMENTOを0。 |
| ビブラートを速く | LFO 2のFREQUENCYを上げる。 |
| 声っぽいリード | OSC1をVoxにし、FILTERをBPFにする([[05-チュートリアル/microKORG:OSC1の8つの波形を聴き比べる |
使いどころ
- メロディを1本で聴かせる音。Unisonは4ボイスをすべて使うので、和音は鳴らない。
- Digitaktから鳴らすときは、コードを送るMIDIトラックとは別のトラック・別のチャンネルで単音を送る。MODホイールの代わりに
CC#1で明るさとビブラートを操作できる(CC#1をパラメータロックする)。
注意点・失敗例
- 和音を押さえて1音しか鳴らない。 Unisonの仕様。
UNISON DETUNEが表示されない。VOICE ASSIGNがUnisonになっていない。- ホイールを下げきってもビブラートがかかる。
PATCHのどこかでSOURCEがLFO 2のままMOD INTが0でない。 - 音が濁る。
UNISON DETUNEとOSC 2 LEVELの両方が大きすぎる。どちらかを下げる。
関連
公式マニュアル
- KORG microKORG (2002) Owner's Manual — VOICE(p.16)、PITCH(p.17)、OSC2(p.22)、FILTER(p.24〜25)、LFO 1/LFO 2(p.29)、PATCH 1〜4(p.30)、DELAY(p.41)