Korg microKORG › 順番に進める音色別コース — レッスン 2 / 5
microKORG:Monoで太いベースを作る
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ねらい
VOICE ASSIGNをMonoにして1音ずつしか鳴らないベースを作り、OSC2を1オクターブ下に重ねて低域を太くする。Mono特有の設定であるTRIGGER MODE(つなげて弾いたときにEGを弾き直すか)とPORTAMENTO(音程を滑らせる)を、レガート演奏で聴き分ける。
できあがり
B.86に次の状態で保存されている。1音ずつ鳴る、アタックのはっきりした太いベース。音を重ねて弾くとアタックを弾き直さずに滑らかにつながり、音程が少し滑る。
| セクション | パラメータ | 値 |
|---|---|---|
| VOICE | SYNTH/VOCODER/SINGLE/LAYER/VOICE ASSIGN/TRIGGER MODE |
Synthesizer/Single/Mono/Single |
| PITCH | PORTAMENTO/VIBRATO INT |
15前後/0 |
| OSC1 | WAVE/CONTROL 1/CONTROL 2 |
Saw/0/0 |
| OSC2 | WAVE/OSC MOD/SEMITONE/TUNE |
Square/OFF/-12/0 |
| MIXER | OSC 1 LEVEL/OSC 2 LEVEL/NOISE LEVEL |
127/70前後/0 |
| FILTER | TYPE/CUTOFF/RESONANCE/FILTER EG INT/FILTER KEY TRACK |
-24dB LPF/35前後/10前後/+30前後/0 |
| FILTER EG | ATTACK/DECAY/SUSTAIN/RELEASE |
0/40前後/20前後/10前後 |
| AMP | DISTORTION |
OFF(好みでON) |
| AMP EG | ATTACK/DECAY/SUSTAIN/RELEASE |
0/70前後/100前後/10前後 |
| PATCH 1〜4 | MOD INT |
すべて0 |
| MOD FX/DELAY | EFFECT DEPTH/DELAY DEPTH |
0/0 |
始める前
- 保存先は
B.86([BANK SIDE]でB、PROGRAM SELECTダイヤルで8、[PROGRAM NUMBER 6])。残したいプリセットがあれば、消えてもよい別の席に読み替える。初期化とWRITEの操作は入門コースのステップ1と同じ。 - 低音が聴こえるモニターかヘッドホンを使う。小さなスピーカーでは
OSC2の効果が分からない。 [OCTAVE SHIFT DOWN]で鍵盤を1〜2オクターブ下げておく。
手順
B.86を選び、[SHIFT]を押しながら[PROGRAM NUMBER 3]、点滅した[PROGRAM NUMBER 3]をもう一度押して初期化する。[EDIT SELECT 1]をMIXER、FILTER、AMP EG、PITCHの順に回し、「できあがり」の表の値に揃える。ただしMIXERのOSC 2 LEVELはまだ0、FILTERのCUTOFFは127、FILTER EG INTは0にしておく。[EDIT SELECT 2]でPATCH 1〜4のMOD INT、MOD FXのEFFECT DEPTH、DELAYのDELAY DEPTHを0にする。[EDIT SELECT 1]をVOICEに合わせ、ノブ3(VOICE ASSIGN)をMonoにする。和音を押さえても1音しか鳴らないことを確かめる(後から押した鍵が優先される)。ノブ4(TRIGGER MODE)はMultiにしておく。[EDIT SELECT 1]をOSC1に合わせ、ノブ1(WAVE)をSawにする。[EDIT SELECT 1]をOSC2に合わせ、ノブ1(WAVE)をSquare、ノブ2(OSC MOD)をOFF、ノブ3(SEMITONE)を-12にする。[EDIT SELECT 1]をMIXERに合わせ、ノブ2(OSC 2 LEVEL)を0から70前後まで上げる。1オクターブ下の音が重なり、低域が太くなる。上げすぎると低域がぼやけるので、OSC1の音程感が残るところで止める。[EDIT SELECT 1]をFILTERに合わせ、ノブ2(CUTOFF)を35前後まで下げる。ノブ3(RESONANCE)を10前後にする。ノブ4(FILTER EG INT)を+30前後まで上げる。FILTER EGの値は手順2で揃えてあるので、弾くたびに「ブッ」と明るいアタックが出て、すぐに落ち着く。- TRIGGER MODEを聴き比べる。 1つ目の鍵を押さえたまま2つ目の鍵を押す(レガートで弾く)。いまはMultiなので、2つ目の音でもアタックが弾き直される。
VOICEのノブ4(TRIGGER MODE)をSingleにして同じように弾く。今度は2つ目の音でアタックが出ず、音程だけが変わって滑らかにつながる。鍵を離してから弾けば、Singleでもアタックは出る。Singleのまま進める。 - PORTAMENTO。
[EDIT SELECT 1]をPITCHに合わせ、ノブ3(PORTAMENTO)を0から上げる。レガートで弾いたとき、音程が前の音から滑るようになる。TRIGGER MODEがSingleなので、鍵を離してから弾いた最初の音は滑らない。15前後で止める。 - DISTORTION。
[EDIT SELECT 1]をAMPに合わせ、ノブ3(DISTORTION)をONにして聴き比べる。歪みの量はMIXERの各レベルで変わる。粗い音が欲しいときだけONにし、ここではOFFに戻す。 - 低い音と高い音を弾き比べる。高い音で暗すぎるときは
[EDIT SELECT 1]をFILTERに合わせ、ノブ5(FILTER KEY TRACK)を+20前後まで上げる。 [WRITE]、表示がB.86であることを確かめて、もう一度[WRITE]。
設定の目安
| 狙い | 変える場所 |
|---|---|
| もっと丸く | OSC1をTriangleにする。FILTER EG INTを下げる。 |
| もっと硬く、前に出る | OSC1をSquareにしてCONTROL 1を40前後に。RESONANCEを少し上げる。 |
| 1音ずつはっきり | TRIGGER MODEをMultiに、PORTAMENTOを0に。 |
| アシッド風に粘る | RESONANCEを上げ、FILTER EGのDECAYを長めに、PORTAMENTOを上げてレガートで弾く。 |
| 低域を整理 | OSC 2 LEVELを下げる。SEMITONEを0にしてTUNEを少しずらすと、低域を増やさずに厚くできる。 |
使いどころ
- 単音のベースライン全般。Monoなので、送り側が和音を送っても1音しか鳴らない。
- Digitaktと組むときは、キックと低域がぶつかったら、
AMP EGのRELEASEを短くするか、OSC 2 LEVELを下げる。次のノートと重なる長さのノートだけが滑るので、Digitakt側のノート長(LEN)でレガートを作れる。→ Digitaktとつなぐ
注意点・失敗例
- PORTAMENTOが効かない。 鍵を離してから次の鍵を弾いている。
TRIGGER MODEがSingleのときは、つなげて弾いた音だけが滑る。 - 和音で弾いて1音しか鳴らない。 Monoの仕様。コードを鳴らすならPolyにする。
TRIGGER MODEが変えられない。VOICE ASSIGNがPoly。TRIGGER MODEはMonoかUnisonのときだけ編集できる。- 低域が鳴りすぎてモニターが歪む。
OSC 2 LEVELが大きすぎるか、DISTORTIONがONのまま。
関連
公式マニュアル
- KORG microKORG (2002) Owner's Manual — VOICE(p.16)、PITCH(p.17)、OSC2(p.22)、FILTER(p.24〜25)、FILTER EG(p.26)、AMP(p.27)