機材一覧 › Roland P-6 › 入門の次に進めるP-6テクニックコース — レッスン 3 / 3
P-6:内部リサンプリングで展開をPadに焼き込む
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行き先の無くなったメモ
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ねらい
ステップ1のパターン、ステップ2のGRANULAR、MFXの演奏をまとめて、空いたPadへ録音する。P-6はサンプリング中に自分の出力も録れるので、特別なモードは要らない。
焼き込むと、保存できなかった演奏(GRANULARの手弾きやMFXのつまみ)が、何度でも同じに鳴るPadになる。GRANULARとMFXは空くので、焼いた音の上でまた別の演奏ができる。
できあがり
ステップ1のパターン + GRANULAR(手弾き)+ 小節末のEFFECT GRAB
→ SAMPLINGをSynCで待機 → [▶]で頭から1小節を録音 → 空きPadへ
→ 複製したパターンで新Padだけを鳴らし、元のPadをミュート
始める前
- ステップ2までのパターンを開いておく。
- 録音先の空きPadを1つ確認する。すでにサンプルが入っているPadには録音できない。
- 本体保存は自動ではない。始める前に
[SHIFT] + [TIE] (WRITE)で今の状態を保存しておく。
先に理解すること
[SAMPLING]を押した状態では、ノブとボタンが録音の設定になる。
| 操作 | 設定 | このステップでの値 |
|---|---|---|
START |
録音の長さ | ÷.1(1小節) |
END |
録音の始め方 | SynC([▶]で始まる) |
PITCH |
モノラル/ステレオ | 下の表で決める |
[LO-Fi] |
サンプリング・レート | 44.1kHz(暗く点灯) |
[DELETE] |
マイクのミュート | 点灯させる(マイクを録らない) |
1つのサンプルに録れる長さには上限がある(44.1kHz)。
| BPM | 1小節の長さ | ステレオ(2.9秒まで) | モノラル(5.9秒まで) |
|---|---|---|---|
| 90 | 約2.7秒 | 録れる | 録れる |
| 120 | 2.0秒 | 録れる | 録れる |
| 2小節にする | 2倍 | 120 BPMでも超える | 120 BPMなら録れる |
手順
1. 演奏の段取りを決める
[▶]でステップ1のパターンを再生し、ステップ2のテクスチャを保持して重ねる。- 小節の最後の1拍で
[PATTERN]+[LOOPER]を押し、次の小節頭で離す(EFFECT GRAB)。この1小節を焼き込む。 [▶]を押して再生を止める。テクスチャは保持したままにしておく。
焼き込む1小節の中で、最後の1拍だけを崩すのが扱いやすい。全部を崩すと、あとで普通のループとしては使えなくなる。
2. 録音を待機させる
[SAMPLING]を押し、点滅している空きPadを押して録音先にする。[DELETE]が点灯していることを確かめる(マイクをミュートする)。消えていれば押して点灯させる。STARTを回して÷.1、ENDを回してSynCにする。PITCHを回してStEr(ステレオ)にする。BPMが82より遅いときは÷ono(モノラル)にする。
3. 頭から録る
- テクスチャが鳴っていることを確かめてから
[▶]を押す。パターンの頭で録音が始まる。 - 小節の最後の1拍で
[PATTERN]+[LOOPER]を押し、小節頭で離す。 - 1小節で録音が自動で止まる。表示が
donEになるまで待つ。 - 新しいPadを押し、焼き込んだ1小節が頭から鳴ることを確かめる。
録音後は自動でノーマライズされるので、元より大きく聴こえることがある。PadのLEVELで合わせる。
4. 焼いたPadで展開を作る
[SHIFT] + [ø] (COPY)でdUPLを選び、[ENTER]でパターンを複製する。- 複製したパターンで、焼いたPadをステップ1に置く。
- 元のループのPadとGRANULARを
[SHIFT]+ Pad、[SHIFT]+[GRANULAR]でミュートする。 - 空いたGRANULARで、別の位置(
START)から新しいテクスチャを作って重ねる。 [SHIFT] + [TIE] (WRITE)で保存する。
使いどころ
- 手弾きのGRANULARやMFXの偶然を、次のパターンで確実に再生する。
- 焼いたPadを
ChoPやステップ1のSTARTのMotionでもう一度切る。焼く → 切る → 焼くを繰り返すほど、元の素材から離れていく。 - 曲のブレイクを1Padに畳み、ミュート1つで出し入れする。
注意点・失敗例
- マイクの音が混ざる。 サンプリング中は内部の音とマイクが一緒に録られる。
[DELETE]が点灯している(マイクがミュートされている)ことを毎回確かめる。 - テクスチャが止まる。
[SAMPLING]に入ったときに保持が解けるかは、マニュアルに書かれていない(未確認)。解けた場合は、GRANULARなしのパターンとEFFECT GRABだけを焼き、テクスチャは焼いたPadの上で弾き直す。 - MFXの設定を後から直せない。 録れるのは聴こえている結果だけ。気に入らなければ録り直す。
- 長さが足りない。 2小節以上やBPMが遅い曲では、上の表を見てモノラルか22kHz(
[LO-Fi]を点灯)にする。22kHzにすると、モノラルで11.8秒まで録れる代わりに高域が落ちる。 - 空きPadと総サンプル時間を消費する。使わなかったテイクは消す。
コースを終えて
- このコースで作ったPadとパターンは、入門コースのステップ6の手順でバックアップする。
- 次はDigitaktと組む:P-6×Digitaktコース。
- MFXの選び方はMFX。
関連
- 内部リサンプリング
- サンプリング
- 出力バスとEFFECT GRAB
- The ROLAND P-6 Sampling - Guide tutorial —
SynCで再生と同時に録り始める方法 - AIRA Compactを知りつくすP-6 Creative Sampler