機材一覧 › Roland P-6 › 入門の次に進めるP-6テクニックコース — レッスン 1 / 3
P-6:Step MotionのSTARTでメロディを切り直す
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ねらい
1小節のメロディやコードのループを、Padを増やさずに並べ替える。各ステップでSTARTのMotionを記録し、ステップごとに「どこから鳴らすか」を決める。
ChoPは等分割なので、切り位置を後から左右へ動かせない。Step Motionなら1ステップずつ耳で直せる。また、Padを複製する方法と違い、Padを1つしか使わない。
できあがり
Step : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 Pad : X - X - X - X - X - X - X - X - START: 頭 . 頭 . 2拍 . 4拍 . 頭 . 3拍 . 2拍 . 4拍 . END : 全ステップに置く(ミュート対策) ステップ15だけPITCH +12
始める前
- P-6入門コースを一通り終えておく。ステップ入力は入門コースのステップ3と同じ操作を使う。
- 1小節のメロディかコードのループが入ったPadを1つ用意する。入門コースのステップ4で使ったループでもよい。ドラムのループは等分割の
ChoPの方が速いので、ここでは使わない。 - 空いているパターンを1つ選んでおく。
先に理解すること
Step Motionは、ステップ入力中にステップボタンを押したままノブを回して、そのステップだけの値を記録する機能。記録できるのはPITCH、START、END、LEVELの4つで、MFXのCTRL1〜CTRL3は記録できない(Step Motion)。
| 置くもの | 何が決まるか |
|---|---|
START |
そのステップでサンプルのどこから鳴らすか |
END |
どこで止めるか。次の音との隙間 |
PITCH |
1音だけ上げて、フィルにする |
手順
1. 同じPadを8分で並べる
- 空いているパターンを選び、
[SHIFT] + [LAST]で長さを16ステップにする。 - Pad 1(ループを入れたPad)を選び、ステップ1、3、5、7、9、11、13、15に置く。置き方は入門コースのステップ3と同じ。
[▶]で再生し、8つとも頭から鳴ることを確かめる。ここではまだループの最初の8分しか聴こえない。
2. ステップごとにSTARTを決める
- 再生したまま、ステップ5を押し続けながら
STARTを回し、ループの2拍目あたりの音が鳴る位置で離す。 - ステップ7を押し続けながら
STARTを回し、4拍目あたりを選ぶ。 - 同じように、ステップ11を3拍目、ステップ13を2拍目、ステップ15を4拍目にする。ステップ1、3、9は頭のまま残す。
- 気に入らないステップは、もう一度押し続けながら
STARTを回し直す。
元の順番を少しだけ崩すのがコツ。全ステップを別の位置にすると、元のループらしさが消える。
3. ENDを置いて長さをそろえる
- ステップ1を押し続けながら
ENDを回し、次の音(ステップ3)の手前で音が切れる位置にする。 - 残りの7ステップにも同じように
ENDを置く。
ENDは長さを整えるだけでなく、ミュートの不具合を避ける役目もある(後述)。
4. 1音だけPITCHでフィルにする
- ステップ15を押し続けながら
PITCHを回し、1オクターブ上(+12)にする。 - ステップ入力を抜け、パターンを通して聴く。小節の終わりで1音だけ跳ね上がれば完成。
5. ミュートで確かめて保存する
- 再生中に
[SHIFT]+ Padでそのループをミュートし、音が止まることを確かめる。もう一度押して解除する。 [SHIFT] + [TIE] (WRITE)でパターンを保存する。
使いどころ
- メロディやボーカルの1小節を、元の質感のまま別のフレーズにする。
- 同じパターンをコピーし、後半だけ
STARTを変えて展開を作る。 - 次のステップでは、このパターンの上にGRANULARを重ねる。
注意点・失敗例
次の3点は実機の配信で語られた観察で、マニュアルでは未確認。
- ミュートしても鳴り続ける。
STARTだけをMotionにしたPadをミュートすると、サンプルが頭から最後まで鳴り続けたという報告がある。ENDのMotionを1ステップでも置くと出なくなった。手順3で全ステップにENDを置くのはこのため。 - 前の音が途切れる。 同じPadを続けて鳴らすので、前のステップの音が止まることがある。
[SHIFT] + [GATE]でPolyにすると改善することがあるが、それでも切れる場合がある。 - ピッチを変えると切り位置の聴こえ方が変わる。
PITCHを変えたステップは、同じSTARTでも聴こえる音の頭がずれることがある。PITCHを入れたステップは、最後にSTARTを聴き直す。
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