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Digitakt › 順番に進める入門コース — レッスン 6 / 8

Control Allで崩して元に戻す

未検証手順 0 / 19 完了

ねらい

[TRK]を押しながらノブを回すと、パターン内の全オーディオトラックの同じパラメータが一斉に動く(Control All)。これを一時保存と組み合わせ、再生中に全体を大胆に崩してから、小節の頭で一瞬で元へ戻す。ステップ4ではブレイクのためにパターンを1つ増やしたが、ここではパターンを増やさずに、その場の演奏で展開を作る。

できあがり

小節 :  1      2      3            4              次の小節
操作 :  通常   通常   FREQを絞る   DELを足す      [FUNC]+[NO]で元へ戻す

始める前

  • ステップ5までに作った基本パターンを開き、[SETTINGS] → PATTERN → SAVE TO PROJ → WHOLE PATTERN → [YES]で保存しておく。一時保存が無いとき、[FUNC] + [NO]はプロジェクトに最後に保存した状態へ戻るため。
  • Control AllはMIDIトラックには効かない。オーディオトラック1〜8が対象になる。

手順

1. 戻れる地点を作る

  1. 基本パターンを選び、[PLAY]で再生する。
  2. [FUNC] + [YES]で一時保存する。

ここから先はどれだけ崩しても、[FUNC] + [NO]でこの状態へ戻れる。

2. 全トラックのフィルターを一斉に絞る

  1. [FLTR]を開く。
  2. [TRK]を押し続けながら、FREQのDATA ENTRYノブEをゆっくり下げる。
  3. キック、スネア、ハイハット、ベースが一緒に暗くなることを確認する。
  4. [TRK]を離す。離しても、変えた値はそのまま残る。

[TRK]を押さずに回すと、選んでいるトラックだけが変わる。全体を動かしたいときは、ノブを回し終えるまで[TRK]を押し続ける。

3. 一時保存へ戻す

  1. [FUNC] + [NO]を押す。
  2. 全トラックのフィルターが元の明るさに戻ることを確認する。

4. 回している途中で取り消す

  1. [TRK]を押し続けながら、FREQのDATA ENTRYノブEを下げる。
  2. [TRK]を押したまま[NO]を押し、それから[TRK]を離す。
  3. いま回した分だけが取り消され、元の明るさのままであることを確認する。

[TRK]を離す前の[NO]は、その回の操作だけを取り消す。一時保存へ戻す[FUNC] + [NO]とは別の操作。

5. 4小節のビルドアップを作る

  1. 3小節目に入ったら、[TRK]を押し続けながらFREQのDATA ENTRYノブEを少し下げる。
  2. 4小節目で[AMP]を開き、[TRK]を押し続けながらDELのDATA ENTRYノブEを少し上げる。
  3. 次の小節の頭で[FUNC] + [NO]を押し、元のループへ戻す。
  4. 戻った瞬間に、全体が開いて前へ出て聞こえることを確認する。

[FUNC] + [NO]は押した瞬間に戻る。小節の頭より遅れると、崩れた音が少し残って聞こえるので、わずかに早めに押す。

崩した状態を残したいとき

  • 気に入った崩し方は、戻す前にステップ4と同じ手順で空きパターンへ複製し、SAVE TO PROJで保存する。
  • 元のパターンでSAVE TO PROJを実行すると、崩した状態で上書きされる。戻してから保存する。

長いビルドアップに広げる

4小節の型に慣れたら、8小節や16小節の区切りに向けて同じ操作を引き延ばす。

  1. 区切りの4小節前で[FUNC] + [YES]を押し、戻る地点を作る。
  2. 1小節ごとに、[TRK]を押しながらFREQを少しずつ下げる。一度に大きく動かさず、段階が聞き取れる量にする。
  3. 最後の1小節だけ、[TRK]を押しながらDELかREVを少し上げる。共有エフェクトなので、全トラック分が一度に入って急に濁りやすい。
  4. 区切りの小節頭で[FUNC] + [NO]を押す。

まずはフィルターだけを対象にするとよい。全トラックの高域を引いてから戻す動きが、最も分かりやすく効く。

使いどころ

  • 曲の導入で、閉じたフィルターを[TRK]を押しながら少しずつ開いていく。この場合は一時保存へ戻さず、開き切った状態をそのまま続ける(残すならSAVE TO PROJ)。
  • ドロップ直前に全体を細くして、次の小節頭で復帰する。
  • 既存パターンを壊さずに、演奏中の変化を試す。

次に試すこと

  1. [SRC]を開き、[TRK]を押しながらTUNEのDATA ENTRYノブAを下げて、全体のピッチを落とすブレイクを作る。
  2. [AMP]のREVで、全体を残響に沈めてから戻す。
  3. ブレイクのパターン例と組み合わせ、ブレイク直前の1小節だけでControl Allを使う。

注意点・失敗例

  • 一時保存は、別のプロジェクトをロードすると失われる。
  • DELとREVは共有エフェクトへの送信量。全トラックで一斉に上げると急に濁るので、少しずつ動かす。

関連

公式マニュアル