機材一覧 › 機材の連携 › P-6×Digitaktコース — レッスン 3 / 3
DigitaktとP-6を役割分担してライブで展開する
未検証最終更新 手順 0 / 15 完了
行き先の無くなったメモ
本文の改稿で、書いたときの手順が見つからなくなったメモです。内容を確かめて不要なら削除してください。
ねらい
ステップ1〜2で作った音を使い、2台で4つの場面を演奏する。シーケンスと曲の進行はすべてDigitaktに持たせ、P-6はウワモノの音源とMFXの即興に専念させる。
P-6にはパターンを順につなぐ機能がない。P-6のノートをDigitaktのMIDIトラックに置けば、Digitaktのパターン切り替えでP-6のフレーズも一緒に変わる。また、P-6に届くのはウワモノだけなので、P-6のMFXをどれだけ強く掛けても、Digitaktのキックは崩れない。
できあがり
場面 Digitakt(左手) P-6(右手)
1 イントロ ドラムをミュート、トラック10だけ GRANULARのHead Positionを手で動かす
2 ドラム トラック1〜4のミュートを解除 そのまま
3 ブレイク キック以外をミュート 小節末に [PATTERN]+[LOOPER]
4 戻り 全トラックを解除、トラック8を足す SCATTERを1小節だけON
始める前
- ステップ2の段階Bの配線(P-6 MIX OUT → Digitakt INPUT、スピーカーはDigitakt MAIN OUT)にする。
- Digitaktのパターンに、次の4つがそろっていることを確かめる。
| Digitaktのトラック | 中身 | 作ったステップ |
|---|---|---|
| 1〜4 | ドラム | ステップ2の元のパターン |
| 8 | P-6で崩して録り戻したループ | ステップ2 |
| 9(MIDIトラックA) | P-6のPadを鳴らす(S.CH=1) |
ステップ2 |
| 10(MIDIトラックB) | P-6のGRANULARのコード(A.CH=15) |
ステップ1 |
- P-6では、何も置いていないパターンを選んでおく。DigitaktのスタートでP-6のシーケンサーも動くので、P-6のパターンにノートがあると二重に鳴る。
- P-6の
[P-6: GRANULAR]を最後に押しておく(A.CHは選んでいるPadを弾くため)。
先に理解すること
役割を分けると、どちらの手で何をするかが決まる。
| 担当 | Digitakt | P-6 |
|---|---|---|
| リズムと曲の進行 | ドラム、パターンの切り替え、トラックのミュート | — |
| P-6のノート | トラック9・10に置く(パターンに保存される) | 受けて鳴らすだけ |
| 音の質感 | — | GRANULARのつまみ、MFX、EFFECT GRAB |
DigitaktでMIDIトラックをミュートすると、そのトラックはP-6へノートを送らなくなる。P-6の音を止めるのは、Digitaktの[FUNC] + [TRIG]でも、P-6の[P-6: SHIFT] + Padでもよい。ライブでは、ノートを止めるのはDigitakt、質感を変えるのはP-6、と決めておくと迷わない。
手順
1. イントロ:GRANULARだけで始める
- Digitaktで
[FUNC]+[TRIG 1]〜[TRIG 4]、[FUNC]+[TRIG 8]、[FUNC]+[TRIG 9]を押し、トラック10だけが鳴る状態にする。 [PLAY]を押す。P-6のGRANULARがコードを弾き始める。- P-6の
[P-6: START](Head Position)をゆっくり回し、2小節ごとに読む位置を変える。
[P-6: START]を回している間は、ステップ1でロックしたCC19より手の値が優先される。次のCCが届くと、ロックした値へ戻る。
2. ドラムを入れる
- 小節の頭で、Digitaktの
[FUNC]+[TRIG 1]を押してキックのミュートを解除する。 - 次の小節の頭で、
[FUNC]+[TRIG 2]〜[TRIG 4]と[FUNC]+[TRIG 9]を押して、残りのドラムとP-6のPadを戻す。
3. ブレイク:P-6だけを崩す
- Digitaktで
[FUNC]+[TRIG 2]〜[TRIG 4]を押し、キックだけを残す。 - 小節の最後の1拍で、P-6の
[P-6: PATTERN]+[P-6: LOOPER]を押し続ける(EFFECT GRAB)。 - 次の小節の頭で離す。崩れるのはP-6の音だけで、Digitaktのキックは拍を刻み続ける。
4. 戻り:崩した素材を重ねる
- 小節の頭で、Digitaktの
[FUNC]+[TRIG 2]〜[TRIG 4]と[FUNC]+[TRIG 8]を押し、全部のトラックを鳴らす。 - P-6の
[P-6: SCATTER]を押して1小節だけONにし、次の小節頭でもう一度押してOFFにする。 - 終わるときは、Digitaktの
[STOP]を押す。P-6も止まる。
5. 場面をパターンに分ける(発展)
- グリッドレコーディングをオフにしたまま、Digitaktの
[FUNC]+[RECORD]でこのパターンをコピーする。 [PTN]を押しながら空いている[TRIG 2]を押してパターンを切り替え、[FUNC]+[STOP]で貼り付ける。[TRK]+[TRIG 10]でトラック10を選び、ステップ1と同じ方法でコードを別の進行に変える。[PTN]+[TRIG 1]と[PTN]+[TRIG 2]で2つのパターンを切り替え、P-6のコード進行もDigitaktのパターンと一緒に変わることを確かめる。
ミュートの状態をパターンごとに持たせたいときは、Digitaktの[FUNC]を押したまま[BANK]を2回押してPATTERN MUTEモードを使う。
使いどころ
- P-6のパターンチェインがない弱点を、Digitaktのパターン切り替えで補う。
- MFXの即興をP-6の音だけに閉じ込め、リズムを守ったまま大胆に崩す。
- 録音して残したい場面は、ステップ2の手順でDigitaktへ録って、次のライブでは1トラックで鳴らす。
注意点・失敗例
- P-6の音が二重に鳴る。 P-6側のパターンにノートが残っている。空のパターンを選ぶ。
- GRANULARではなくPadが音階で鳴る。 演奏中にP-6のPadを押すと、
A.CHの行き先がそのPadに変わる。[P-6: GRANULAR]を押し直す。 - ミュートが小節の途中で効く。 Digitaktの
[FUNC]+[TRIG]はすぐ効く。小節の頭の少し手前で押す。 - EFFECT GRABを離し忘れる。 ボタンを離せば戻る。押しっぱなしにせず、1拍か半拍だけにする。
- P-6のMFXの操作はパターンに残らない。気に入った崩し方は、その場でDigitaktへ録る(ステップ2の段階Bと同じ手順)。
コースを終えて
- SQ-1を加えるなら、P-6のSYNC OUTからクロックを渡す:SQ-1とNanozwergで別レイヤーを作る。
- FL Studioで通しを録るなら:FL Studioを親にしてDigitaktを同期・録音する。
- P-6単体の技はP-6テクニックコース。
関連
- DigitaktのコードでP-6のGRANULARを弾く
- DigitaktのループをP-6で崩してサンプルに戻す
- P-6の出力バスとEFFECT GRAB
- P-6:Digitaktと組む
- パターンをリサンプリングして1トラックに畳む — PATTERN MUTEモードの使い方
- How I Like to Use the Roland P-6 (Full Workflow) — リズムとメロディをバンクで分け、ミュートで展開する
- Roland P-6 Workflow One Year Later My Brutally Honest Thoughts on This Portable Sampler — パターンチェインがないことへの不満