機材一覧 › 機材の連携 › P-6×Digitaktコース — レッスン 2 / 3
DigitaktのループをP-6で崩してサンプルに戻す
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ねらい
Digitaktのドラムループを1小節だけP-6へ録り、P-6のMFXで崩してから、Digitaktのサンプルへ戻す。戻した音は、DigitaktのパラメータロックでSTRTを打ち分けて、もう一度並べ替える。
Digitaktにない質感(P-6のSCATTERやLOOPER)と、P-6にない細かいステップ編集(Digitaktのパラメータロック)を、1つの音に両方かけられる。
できあがり
Digitakt ドラム1小節 ──(MAIN OUT → MIX IN)──→ P-6の空きPad
P-6 そのPad + SCATTER ──(MIX OUT → INPUT)──→ Digitakt トラック8
Digitakt トラック8:STRTのパラメータロックで並べ替え、元のドラムと交互に鳴らす
始める前
- ステップ1の配線と同期の設定のまま進める。
- Digitaktで、ドラムだけが鳴る1小節(16ステップ)のパターンを用意する。トラック8は空けておく。
- P-6で、何も置いていないパターンを選んでおく。P-6はサンプリング中に自分の出力も録るので、P-6のパターンが鳴ると混ざる。
- 配線を一時的に差し替えるので、ステレオミニと6.3mm標準×2の変換ケーブルを1本用意する。
先に理解すること
このステップでは音を往復させるが、両方向を同時にはつながない。DigitaktのMAIN OUTをP-6のMIX INへ入れたまま、P-6のMIX OUTもDigitaktのINPUTへつないでいると、音がDigitaktの入力からMAIN OUTへ出て、またP-6へ戻る輪になる。
| 段階 | 配線 | 何をするか |
|---|---|---|
| A:DigitaktからP-6へ | Digitakt MAIN OUT → P-6 MIX IN(P-6 MIX OUTは抜く) | P-6へ1小節を録る |
| B:P-6からDigitaktへ | P-6 MIX OUT → Digitakt INPUT、スピーカーはDigitakt MAIN OUT | 崩した音をDigitaktへ録る |
P-6の録音をSynCにすると、DigitaktのMIDIのスタートで録音が始まる。DigitaktのMIDI OUTとP-6のMIDI INは、どちらの段階でもつないだままにする。
手順
1. 配線を段階Aにする
- P-6のMIX OUTをDigitaktのINPUTから抜く。
- スピーカーをDigitaktのMAIN OUTから外し、変換ケーブルでDigitaktのMAIN OUT L/RをP-6のMIX INへつなぐ。
- 音を確かめたいときは、P-6のMIX OUT/HEADSET端子にヘッドホンをつなぐ。
2. P-6を録音待ちにする
[P-6: SAMPLING]を押し、点滅している空きPadを押して録音先にする。[P-6: DELETE]が点灯していることを確かめる(マイクをミュートする)。[P-6: START]を回して÷.1(1小節)、[P-6: END]を回してSynCにする。[P-6: PITCH]を回してStErにする。BPMが82より遅いときは÷onoにする(44.1kHzのステレオは約2.9秒まで)。
3. Digitaktの再生で録る
- Digitaktの
[PLAY]を押す。MIDIのスタートで、P-6の録音がパターンの頭から始まる。 - 1小節でP-6の録音が止まる。P-6の表示が
donEになったら、Digitaktの[STOP]を押す。
録音レベルは、P-6のステップボタンの-3〜0 dBが時々点く程度が目安。振り切れるなら、Digitaktのメイン音量を下げて録り直す。
4. 配線を段階Bに戻す
- P-6のMIX INから変換ケーブルを抜く。
- P-6のMIX OUTをDigitaktのINPUT L/Rへ、スピーカーをDigitaktのMAIN OUTへつなぎ直す。
5. P-6で崩す
[TRK]+[TRIG 9]でMIDIトラックA(トラック9)を選び、レシピと同じ設定(P-6のS.CHを1、トラック9のCHANを1)にして、録ったPadを1ステップ目で鳴らす。ノートはPadの位置で決まる(P-6の表記でC3がBank AのPad 1。Padが1つ進むごとに半音上がる)。[TRIG]ページを開き、LENのDATA ENTRYノブFを16ステップにする。- P-6で
[P-6: MFX]を押しながら録ったPadを押し、Padの出力先をBUS EFFECTにする。 [P-6: SCATTER]を押してONにし、[P-6: CTRL1]〜[P-6: CTRL3]で崩れ方を決める。最初はDEPTHを低めにする。- Digitaktで元のドラムのトラック1〜4を
[FUNC]+[TRIG 1]〜[TRIG 4]でミュートし、崩した音だけを聴く。
6. Digitaktへ録り戻す
- 再生を止め、Digitaktの
[SAMPLING]を押す。 - DATA ENTRYノブGで録音元を
IN L+R、ノブEでRLENを16にする。 - ノブFで
THRを無音のときのノイズより少し上にする。 [YES]でアームし、[PLAY]を押す。1ステップ目で録音が始まり、16ステップで止まる。[YES]でトリムを確定し、もう一度[YES]で名前を付けて保存する。割り当て先を聞かれたら[TRIG 8]を押す。
7. STRTのパラメータロックで並べ替える
[TRK]+[TRIG 8]でトラック8を選び、[RECORD]でグリッドレコーディングをオンにして、[TRIG 1]、[TRIG 5]、[TRIG 9]、[TRIG 13]を置く。[TRIG 9]を押し続けながら、[SRC]のSTRTのDATA ENTRYノブEを動かし、後半を別の位置から鳴らす。[RECORD]でオフにし、トラック1〜4のミュートを[FUNC]+[TRIG 1]〜[TRIG 4]で戻す。[FUNC]+[TRIG 1]〜[TRIG 4]と[FUNC]+[TRIG 8]で、元のドラムとトラック8を交互にミュートして聴き比べる。
使いどころ
- Digitaktのドラムに、P-6のSCATTERやLOOPERの質感を焼き込む。
- 録り戻したループを、Digitaktのスライスやパラメータロックでさらに切る。
- 往復を繰り返すほど、元のドラムから離れた素材になる。
注意点・失敗例
- ハウリングのような音がする。 両方向がつながっている。段階Aでは、P-6のMIX OUTをDigitaktから必ず抜く。
- P-6の録音が始まらない。 Digitaktの
TRANSPORT SENDが無効か、P-6のENDがSynCになっていない。 - P-6のパターンまで録れている。 P-6は自分の出力も録る。空のパターンを選んでから録る。
- Digitaktの録音はモノラル。 P-6のSCATTERの左右の動きは、録り戻すと1つにまとまる。
- 段階Aで録った音はP-6で自動ノーマライズされる。録り戻すと元のドラムより大きいことがあるので、トラック8の
LEVで合わせる。
関連
- P-6をDigitaktから鳴らして再サンプリングする
- P-6:内部リサンプリングで展開をPadに焼き込む — P-6の中だけで焼き込む方法
- P-6のMFX
- P-6のサンプリング
- Digitaktのサンプル録音
- パラメータロック