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機材一覧 › 機材の連携 › P-6×Digitaktコース — レッスン 2 / 3

DigitaktのループをP-6で崩してサンプルに戻す

未検証最終更新 手順 0 / 25 完了

ねらい

Digitaktのドラムループを1小節だけP-6へ録り、P-6のMFXで崩してから、Digitaktのサンプルへ戻す。戻した音は、DigitaktのパラメータロックでSTRTを打ち分けて、もう一度並べ替える。

Digitaktにない質感(P-6のSCATTERやLOOPER)と、P-6にない細かいステップ編集(Digitaktのパラメータロック)を、1つの音に両方かけられる。

できあがり

Digitakt ドラム1小節 ──(MAIN OUT → MIX IN)──→ P-6の空きPad
P-6 そのPad + SCATTER ──(MIX OUT → INPUT)──→ Digitakt トラック8
Digitakt トラック8:STRTのパラメータロックで並べ替え、元のドラムと交互に鳴らす

始める前

  • ステップ1の配線と同期の設定のまま進める。
  • Digitaktで、ドラムだけが鳴る1小節(16ステップ)のパターンを用意する。トラック8は空けておく。
  • P-6で、何も置いていないパターンを選んでおく。P-6はサンプリング中に自分の出力も録るので、P-6のパターンが鳴ると混ざる。
  • 配線を一時的に差し替えるので、ステレオミニと6.3mm標準×2の変換ケーブルを1本用意する。

先に理解すること

このステップでは音を往復させるが、両方向を同時にはつながない。DigitaktのMAIN OUTをP-6のMIX INへ入れたまま、P-6のMIX OUTもDigitaktのINPUTへつないでいると、音がDigitaktの入力からMAIN OUTへ出て、またP-6へ戻る輪になる。

段階 配線 何をするか
A:DigitaktからP-6へ Digitakt MAIN OUT → P-6 MIX IN(P-6 MIX OUTは抜く) P-6へ1小節を録る
B:P-6からDigitaktへ P-6 MIX OUT → Digitakt INPUT、スピーカーはDigitakt MAIN OUT 崩した音をDigitaktへ録る

P-6の録音をSynCにすると、DigitaktのMIDIのスタートで録音が始まる。DigitaktのMIDI OUTとP-6のMIDI INは、どちらの段階でもつないだままにする。

手順

1. 配線を段階Aにする

  1. P-6のMIX OUTをDigitaktのINPUTから抜く。
  2. スピーカーをDigitaktのMAIN OUTから外し、変換ケーブルでDigitaktのMAIN OUT L/RをP-6のMIX INへつなぐ。
  3. 音を確かめたいときは、P-6のMIX OUT/HEADSET端子にヘッドホンをつなぐ。

2. P-6を録音待ちにする

  1. [P-6: SAMPLING]を押し、点滅している空きPadを押して録音先にする。
  2. [P-6: DELETE]が点灯していることを確かめる(マイクをミュートする)。
  3. [P-6: START]を回して÷.1(1小節)、[P-6: END]を回してSynCにする。
  4. [P-6: PITCH]を回してStErにする。BPMが82より遅いときは÷onoにする(44.1kHzのステレオは約2.9秒まで)。

3. Digitaktの再生で録る

  1. Digitaktの[PLAY]を押す。MIDIのスタートで、P-6の録音がパターンの頭から始まる。
  2. 1小節でP-6の録音が止まる。P-6の表示がdonEになったら、Digitaktの[STOP]を押す。

録音レベルは、P-6のステップボタンの-3〜0 dBが時々点く程度が目安。振り切れるなら、Digitaktのメイン音量を下げて録り直す。

4. 配線を段階Bに戻す

  1. P-6のMIX INから変換ケーブルを抜く。
  2. P-6のMIX OUTをDigitaktのINPUT L/Rへ、スピーカーをDigitaktのMAIN OUTへつなぎ直す。

5. P-6で崩す

  1. [TRK] + [TRIG 9]でMIDIトラックA(トラック9)を選び、レシピと同じ設定(P-6のS.CHを1、トラック9のCHANを1)にして、録ったPadを1ステップ目で鳴らす。ノートはPadの位置で決まる(P-6の表記でC3がBank AのPad 1。Padが1つ進むごとに半音上がる)。
  2. [TRIG]ページを開き、LENのDATA ENTRYノブFを16ステップにする。
  3. P-6で[P-6: MFX]を押しながら録ったPadを押し、Padの出力先をBUS EFFECTにする。
  4. [P-6: SCATTER]を押してONにし、[P-6: CTRL1]〜[P-6: CTRL3]で崩れ方を決める。最初はDEPTHを低めにする。
  5. Digitaktで元のドラムのトラック1〜4を[FUNC] + [TRIG 1]〜[TRIG 4]でミュートし、崩した音だけを聴く。

6. Digitaktへ録り戻す

  1. 再生を止め、Digitaktの[SAMPLING]を押す。
  2. DATA ENTRYノブGで録音元をIN L+R、ノブEでRLENを16にする。
  3. ノブFでTHRを無音のときのノイズより少し上にする。
  4. [YES]でアームし、[PLAY]を押す。1ステップ目で録音が始まり、16ステップで止まる。
  5. [YES]でトリムを確定し、もう一度[YES]で名前を付けて保存する。割り当て先を聞かれたら[TRIG 8]を押す。

7. STRTのパラメータロックで並べ替える

  1. [TRK] + [TRIG 8]でトラック8を選び、[RECORD]でグリッドレコーディングをオンにして、[TRIG 1]、[TRIG 5]、[TRIG 9]、[TRIG 13]を置く。
  2. [TRIG 9]を押し続けながら、[SRC]のSTRTのDATA ENTRYノブEを動かし、後半を別の位置から鳴らす。
  3. [RECORD]でオフにし、トラック1〜4のミュートを[FUNC] + [TRIG 1]〜[TRIG 4]で戻す。
  4. [FUNC] + [TRIG 1]〜[TRIG 4]と[FUNC] + [TRIG 8]で、元のドラムとトラック8を交互にミュートして聴き比べる。

使いどころ

  • Digitaktのドラムに、P-6のSCATTERやLOOPERの質感を焼き込む。
  • 録り戻したループを、Digitaktのスライスやパラメータロックでさらに切る。
  • 往復を繰り返すほど、元のドラムから離れた素材になる。

注意点・失敗例

  • ハウリングのような音がする。 両方向がつながっている。段階Aでは、P-6のMIX OUTをDigitaktから必ず抜く。
  • P-6の録音が始まらない。 DigitaktのTRANSPORT SENDが無効か、P-6のENDがSynCになっていない。
  • P-6のパターンまで録れている。 P-6は自分の出力も録る。空のパターンを選んでから録る。
  • Digitaktの録音はモノラル。 P-6のSCATTERの左右の動きは、録り戻すと1つにまとまる。
  • 段階Aで録った音はP-6で自動ノーマライズされる。録り戻すと元のドラムより大きいことがあるので、トラック8のLEVで合わせる。

関連

公式マニュアル