Roland P-6 › 操作と機能
サンプルとパターン
未検証
P-6を「録る → 整える → 演奏する → パターンにする → 保存する」の順で使うための入口。
まず全体をつかむ
P-6では、サンプルとパターンを分けて考える。
サンプル:音声データ + Padごとの再生・加工設定
パターン:どのPad/GRANULARを、いつ、どんな強さ・長さで鳴らすか
- サンプルはBank A〜H、各6Padの合計48個。全パターンで共通して使う。
- パターンには、ノート、ベロシティ、確率、ゲート、マイクロタイミング、サブステップ、ノブ操作(Motion)を記録できる。
- サンプルを消す/入れ替えると、それを使うすべてのパターンへ影響する。
何が全パターンへ効き、何がパターンごとか
P-6では、ここを混同すると「別パターンまで変わった」と感じやすい。先に保存単位を分けて考える。
| 変更するもの | 保存単位 | 使い方の判断 |
|---|---|---|
サンプルPadの音声、ChoP、VOICE、Filter、P.ENV、MIXER、Mute Group、出力バス |
Pad。全パターンで共通 | 元の鳴りを残したければ、先に別の空Padへコピーする。 |
| ノート、Probability、Gate、Micro-timing、Sub Step、Step Motion | Pattern | 同じPadを使ったまま、パターンごとにリズムと変化を作れる。 |
| Pad/GRANULAR Padのミュート、GRANULARの音色、Pattern Tempo | Pattern | イントロとドロップで鳴らすものや質感を分けるのに使う。 |
| MFXの種類・パラメータ | Effect設定 | WRITEでEFCtを保存する。Step Motionには記録できない。 |
目的から入口を選ぶ
機能名から探すより、まず「何を残し、何を変えるか」で入口を選ぶ。迷った場合は、下の上から順に試す。
| やりたいこと | 先に触る場所 | 重要な考え方 |
|---|---|---|
| その場の音をキットへ入れる | サンプルを録る | 空Padへ録る。既に音があるPadへは直接録音できない。 |
| 1素材をフィルや別フレーズにする | Chop:原音・Chop・GRANULARの3役 | 原音を残したいなら、Chop前に別Padへコピーする。 |
| ループを毎周少しずつ変える | Probability・Sub Step・Micro-timing | Probability=鳴るか、Sub Step=何回、Micro-timing=いつ鳴るか。 |
| 長い素材をパッドやドローンにする | GRANULAR | まずHead PositionとGrain Sizeを決め、ランダムさは最後に足す。 |
| ライブ中の良い変化を残す | 内部リサンプリング | MFX操作はMotion保存できないため、内部出力を新Padへ録る。 |
| 限られたPad数で音色を増やす | Step Sampling / Chop | Step Samplingは別々に録った音を1Padへ集め、ChoPは1つの波形を等分割する。 |
| ループを次の小節へつなぐ | Step Motion | サンプルを複製せず、ステップごとに読む位置と長さを変える。 |
| ライブで壊して、確実に戻る | 出力バスとEFFECT GRAB | キックはBUS A/Bに残し、EFFECT GRABとStep Loopは離せば戻る。 |
組み合わせの出発点
| やりたいこと | 使う組み合わせ |
|---|---|
| 即席のドラムキットを作る | Step Sampling → [KYBD]で試聴 → Step入力。 |
| 1ループを曲の展開へ変える | 原音/Chop/GRANULARへ役割分担 → Step Motion → dUPL。 |
| 同じパターンを少しずつ変える | Probability → Sub Step → Micro-timingの順で1要素ずつ追加。 |
| ハットを自然に開閉する | Mute Group → クローズド/オープンハットを交互に配置。 |
| ライブの事故を戻せる形にする | Step Loop + EFFECT GRAB + キックのBUS分離。 |
| 良いMFX操作を次の曲展開にも使う | Internal Resampling → 新Padをフィルまたはブレイクに置く。 |
| 同じパターンでキットを比較する | Pad Swap → シーケンスはそのままA/B試聴。 |
使う前の確認:System Program Ver.1.02
2026-07-19時点でRolandが配布している現行System ProgramはVer.1.02。[PATTERN]を押しながら電源を入れると本体バージョンを確認できる。Ver.1.02では、鍵盤を保持する操作、GRANULARの状態表示、MIDI CC受信、Micro-timing編集などが改善されている。
- 更新前に、バックアップを取る。
- 更新後のFactory Resetは不要で、実行するとファクトリー内容を消去する。Factory Resetは通常の制作手順に含めない。
10-操作と機能/の操作は公式資料で確認したものだが、実機ではまだ検証していないため、各ノートのstatusは未検証のままとする。
関連
- Padを鳴らして形を変える
- 保存と書き出し
- 困ったときの確認
- Roland P-6
- P-6の操作と機能