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Roland P-6 › 順番に進めるP-6入門コース — レッスン 5 / 6

P-6:ミュートとMotion・GRANULAR・MFXで展開する

未検証手順 0 / 10 完了

ねらい

ステップ3〜4で組んだ基礎パターンに、外部機材なしで展開を足す。ミュート、Motion、GRANULAR、MFXを順番に重ね、ブレイクと復帰を作る。

できあがり

基礎パターン(ステップ3/4) →
  ミュートでハットを抜く → Motionで1ステップだけ変化 →
  GRANULARで質感を足す → MFXを一瞬だけ掛ける → 複製して後半だけ展開

始める前

ステップ3またはステップ4で作った基礎パターンを1つ用意する。

手順:展開を足す順番

  1. ミュート:[SHIFT] + Padで、まずハットかパーカッションだけを抜く。Padのミュート状態はパターンに保存される。
  2. Motion:変化させたいステップを押しながら、PITCH、START、END、LEVELのどれか1つを動かす。1ステップだけ逆方向の音色にすると、フィルとして機能しやすい。
  3. GRANULAR:長い素材(ステップ1のPad 6など)をソースにして、音を足すよりも「元の音をぼかす」ために使う。
  4. MFX:キックをMFXの掛からないバスに残し、上物だけにFILTERやLOOPERを短く使う。
  5. 複製:基礎パターンをコピーしてから、後半だけハット、Pad 6、Motionを増やす。元の基礎パターンは残す。[SHIFT] + [ø] (COPY)→dUPL→[ENTER]。

GRANULARの出発点

GRANULARは、録音済みサンプルを小さな断片(Grain)に分けて鳴らす機能。元のフレーズを素材にして、パッド、粒状のノイズ、時間感の薄いテクスチャを作れる。

  1. ループや声、長めの録音を用意する(ステップ1のPad 6が候補)。
  2. GRANULAR Padを選び、Head Positionで気に入った箇所を探す。
  3. Grain Sizeを中程度から動かし、原音が分かる位置と崩れる位置を聴く。
  4. Grainsを増やして密度を足す。
  5. Spreadで粒の位置・方向・パンのランダム感を加える。

GRANULARのPadは通常サンプルとは異なり、VOICE画面でSpread、Grains、Grain Shapeを扱う。ピッチエンベロープはGRANULARには適用されない。

MFXを一瞬だけ使う

[PATTERN]を押しながらMFXボタンを押すと、押している間だけ効果を掛けるEFFECT GRABになる。常時ONにせず、次のように短く使うと単体ライブでも拍を見失いにくい。

小節末で [PATTERN] + [LOOPER] を半拍だけ押す
→ 次の小節頭で離す
→ キックはBUS A/Bに残るので、拍の頭を確認しやすい

BUS A/BUS Bへ送った音にはMFXが掛からないため、キックのように土台として残したいPadと、壊してよいPadを分けられる。[MFX]を押しながらPadを押すと、そのPadの送り先をBUS A/BUS EFFECTで切り替えられる。

さらに深める

  • Step Loop(一時的にステップを繰り返す)や Pad Swap(シーケンスを保ったまま素材だけ差し替える)など、より発展した技は操作と機能にまとめてある。
  • 20種のMFXの選び方・ライブでの定番フローはMFXを参照する。

使いどころ

  • サンプルを録った直後に、素材がビートとして使えるか判断したいとき。
  • 外部機材の前に、P-6単体で曲の展開を一通り試したいとき。

注意点・失敗例

  • 1つの音色(パッド)に加えた編集(ピッチ・フィルター等)は、その音色を使っている全パターンに影響する。パターンごとに独立して持てるのはシーケンス(ノート)とミュート状態だけ。
  • MFXを全音へ掛けるとキックまで輪郭を失いやすい。まずキックをBUS AまたはBUS Bへ分ける。
  • 1パターンに最初から確率、サブステップ、Motionを重ねない。ノート配置 → 音量 → 変化の順で足す。

関連

公式マニュアル